システムへの愛が台無し的な

銀林 みのる
ソフトバンククリエイティブ
発売日:2007-09-21

噂の通りの鉄塔小説で、印象深くはあったんですが。最後の一章がなあ。

まあ最後の一章全体はともかく、最後の段落がとにかく最悪なんですよ。それはねえ、あり得ないし、あっちゃいけないし、とにかくダメだと思うんですよ。

システムの社会への投影として鉄塔があって、その影への偏愛が興味深と思って読んでたんだけど、最後それじゃ台無しじゃん!

まあ、それがその小説の世界観なんだと言われればそれまでなんだけど。私の世界観とすりあわせて読んでいたら、最後決定的に違ったみたいで、だいぶ残念な感じがしました。

まあでも、そこに至る過程はちとウザいけど面白くはありました。

最近の一部学生さんの日本語文章

最近レポートをチェックしていると気になることがあります。

日本語の文章を書く場合、例えば一行40文字だとすれば

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 私の名前は中野です。私の家は中野にあります。中野には中央線や総武線、東西線など
で行くことができます。中野の中には野があるのかもしれません。
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みたいになるはずですが、一部の学生さんの典型的な文章はこうなっちゃうのよ。

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私の名前は中野です。家は中野にあります。
中野には中央線や総武線、東西線などで行くことができます。
中野の中には野があるのかもしれません。
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あまりイイ例じゃないんだが、要するに、読みやすい位置(行区切り、句読点)で改行入れちゃうわけ。で、段落冒頭の字下がりをしない。

うーん。

電子メールだと僕もこう書くことが多いし、blogだと字下がりしないし、っていうかこのまま日本語LaTeXに食わせればいい!という説もあるが。

うーん。

このままWordで印刷して提出されちゃうとやっぱり違和感があるし、行と段落を意識してないので、修正指導しないといけないのですが。

とはいえ、段落は二重改行・字下がりなしとか、英語みたいに一行一定文字数じゃなくて単語区切りで改行しちゃうとか、それはそれで新しい日本語の清書法としてルール化されたりしないんだろうかと、ふと思った。

秋深し 私は何をする人ぞ

今日は↓の出版記念パーティーで坂根先生にお会いしてきた。

メディア・アート創世記ー科学と芸術の出会いメディア・アート創世記ー科学と芸術の出会い
著者:坂根厳夫
販売元:工作舎
発売日:2010-10-18
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で、これの告知に(私は元坂根研)って書いたら数人に「そうだっけ」だの「ホントにそう?」だの言われ、まあ私ももはや遠い記憶なので自身なくなってきたけど3年は坂根研だったと思いますよ。たぶんそう。そうだよね?

ほら。

http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~next/diary/1995/5/index.html

でもそういえば学期末課題がこの学期は確かHypercardだったんだけどHypercardではほぼなにもできてなくて、代わりにWeb日記とSA活動で認めて貰ったような記憶がある。が日記に研究会の発表の話書いてないなあ。うーん。発表会って年末しかやらなかったっけ?

http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~next/diary/1995/7/11.html

まあその話はいいとして。

で時は15年ほど経ちまして本日のパーティーですが、日本のメディアアート?方面総ざらえみたいな贅沢な面々が会場にそろい、それは壮観でございました。岩井さんのミニパフォーマンスも藤幡さんの挨拶も素敵だった。もちろん坂根先生の挨拶も。

結局私はその後メディアアート方面に進んだわけでもなく、坂根さんに直接お会いするのは大変久しぶりだったりする感じで、なんだか昔の事をいろいろ一生懸命思い出そうとして悩んでいたんだけど。

坂根さんはゼミ取るぐらいで、もちろん学部生の時に最初に大きく影響を受けた方の一人なんだけど、どういう影響を受けたのかもはや自分では良く思い出せなくなってたんだけど。

多分、SFCに入る前ってのは所謂ニューアカ風味サブカル好き+高校の気風みたいなところで嗜好形成がなされていて、世代特有の自意識過剰も重なって、「ひねくれた視点」を好む感じが強すぎたんだと思うんだよな。そこで坂根先生が見せてくれた世界への視点は「一風変わっている」けど「ひねくれてはいない」もので、それはなんだか新鮮だった感じを何となく思い出した。ひねくれたモノを作ろうとして作ったモノの、ちゃんと面白い部分を評価してもらえたりとかした記憶がある。それは私にとっては大事な進歩であった気はする。

そして、本をペラペラとめくって、坂根さんの興味は境界領域的であり、フットワーク軽く様々なモノを見通すんだけれども、コアが一貫してんだよなーという事に改めて感銘を受ける。

で、自分はいったい何をしようとしている人なんだっけ、などと自省に戻る。何がしたいんだろうねえ。おれ。

坂根厳夫先生出版記念パーティーのお知らせ

今度坂根先生の新しい本がでる出版記念パーティーがあるんですよ。SFC坂根研方面の出席者にいまいち連絡が伝わってないらしいのですが、これ読んでる方でまだ知らない人、行きませんか?

10/11の夜、場所はスパイラルホールです。

http://sakaneparty.eto.com/

そのほか趣旨など詳しくはこちらの @eto さん発言集をご参考にください。私はDVDがすごく欲しいんだぜ!

http://togetter.com/li/55119

10年以上年賀状お送りするだけで、直接お会いしてないような気がしてるけれども坂根先生はいかがお過ごしなのであろうか。

元坂根研なはずなんだけど多分あまり認識されていない私ですが、主にmixi方面の関係者で伝わってない人がいる気がしたので書いてみました。本はこちら↓ 工作舎の本を手に取るのは久しぶりになるなあ。

メディア・アート創世記ー科学と芸術の出会いメディア・アート創世記ー科学と芸術の出会い
著者:坂根厳夫
販売元:工作舎
発売日:2010-10-18
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ボウズ、そこに至る選択としての床屋と美容院

久しぶりに坊主頭にした。

2泊4日ベトナム出張からバンコク夜行便で帰ってきた土曜日の朝、やっぱりまだ暑くてしばらくダメそうだったのでもう刈ることにした。

まあボウズだし床屋行くかと思ったんだが、家の近所でまあ入ってもいいかなという床屋は、三連休初日の混雑か朝10時過ぎからもう1時間待ち。

とにかく刈ってさっぱりして昼寝したかったので、たまにいく美容室に行ってみた。でまあ、美容室なんでただ刈るのもな、と思い、「気の利いたボウズにしてください」と無理難題を要求。ボウズヘアカタログをみながら、じゃあこんな感じでと取りかかられる。

結果としてできたのは若干頭頂部が長めのなんということはない、ただバリカン使ってないから微妙に不揃いな箇所が残ったボウズだった。

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まあ、坊主は床屋でバサっとバリカンだよな。

あと、最近導入したというマイクロスコープを活用して地肌をアップにしてもらって、クレンジングシャンプーの効果を確かめる。。。はずだったが、正直地肌の汗が乾きましたねというぐらいで毛穴は心なしすっきりしたかしら、あれほんと? ぐらいの効果だった。

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とりあえずしばらくハゲそうにないことは分かった。

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