2008年12月

仕事納め

なんとなく仕事納め。

本当は金曜日だったのだが、金曜日はなんか会議な上に半ドンだったので休暇出勤して学校。

人気のない大学っていいよね!

事務棟は暖房が入らず、まあいいやと思ってサーバ室に籠もって作業していたら凍えた。研究棟に行って暖房つけて暖まる。

Ubuntu Server を実践投入してみたんだが、なんかこう、かゆいところに手が届きすぎて気持ち悪いですね Ubuntu って。Debian が Joy Division だとすると Ubuntu は New Order、Debian が初期ピチカートだとすると Ubuntu は野宮後のピチカート、的な(何)。

久しぶりに車で帰る。なんとなく首都高C2を新宿から湾岸までぐるっと回って帰ってきた。トラックが少ないので気持ちいいですにょー。

写真家デビュー

写真家デビューしました。

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いや、なんかこのまえ知り合いに、バンコクのワット・アルンの写真持ってる人知らないって聞かれて、持ってたから渡したんですよPicasaで。

お世辞にも天気も露出も微妙だし、そんなにいい写真でもないと思ってたんだけど、載ってるよそのまま本に!クレジットも書いてあるよ!

ワット・アルン


今日献本していただきました。そういうわけで対価ももらったので写真家デビューしたと思うことにしました。

ベトナムクオリティ

何度もハノイに行って、ベトナムに住んでいるわけではないものの、だいたいベトナムのノリのようなものがつかめてきたなあと思う事最近の数件

ホテルからクリスマスカードが来た、が、

大手ホテルがやってることはすぐ形式上まねをするのがベトナムの気の利いた(気が利いて無くても宣伝上手な)ミニホテル。以前予約取ったホテル3つぐらいから来た。まあそれはとてもそれらしい話なのだが、うち一件はSubjectが

"Fwd: Merry Chrismas"

だった。誰が誰に転送してんだよ! 思わずSPAMフォルダにぶち込みそうになったじゃないか。

盗品を空輸、ベトナム航空副機長を逮捕

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081217/crm0812171107007-n1.htm

否認しているそうですが、別にベトナム人一般の遵法意識とか危機感が低いとかそういうことではなく、あの会社のパイロットだと考えると、気軽にこういう仕事受けそうな人がいても何も違和感がございません。

別にベトナムが嫌いになっているとか、ベトナム人が信用がおけないとか、そういうことではなく、むしろわりと好きなんですけど、まあ、それがベトナムクオリティですよねー。と。

大学のWebサイト

我が愛と憎しみの慶應SFC Webサイトがリニューアルしたよ。

http://www.sfc.keio.ac.jp/

前バージョンの中の人だった私としては大変感慨深いです。

既に何人かの知り合いがコメント書いていたり、中の人を例によって知らないわけでもなさそうだなあと思いつつみております。

初見としては、まあ、悪くないわね、とフランス人っぽく言ってみようかしら。

フロントは、学校として見せるものが教員・研究者であるっていう立場に立てるという意味でとてもうらやましい構成ですねー。

www.学校名ってのは結構今微妙な位置づけだなあ、と思っておりまして、というのも、対外広報の窓なのか、対内広報の窓なのか、いったい誰向けに作るべきななのか、そこらへんの位置づけがわかりにくいと思うんですよね。

まあでも、基本的には対外広報の窓だと考えると、対外広報的に、一見様に「おっ?」と思わせることが重要という意味では、かなりいい線は言ってると思うんですよね。

前バージョンが妙にそこらへん着実な情報誘導を気にしすぎていたという反省があったので、その点はおもしろい。

さて、実は今時のWeb構成としては、検索エンジンにどう反映されているか、っていうのが重要な課題だと思うのですが、その点、まだ更新したばかりのサイトってのは真価が計りにくい。一応、ページ毎のSEO的に間違ってないURLはついてるようだし、たぶんそれなりに使えるようになりそうだし。

外部向けで僕が最近気になっているのは、たとえば

「慶応 SFC」でググって来る人と、

「慶應 環境情報学部 入試」でググって来る人に、

それぞれ別のものとして、どれだけ適切でお手軽な導線と魅力提示を行えるか、っていうのがSEOやFeedと組み合わせることで可能か、というあたり、たぶんこれから新サイトの真価として問われてくるんじゃないでしょうか。

新バージョンの最大の残念な点は、学内向けの情報を割り切れなかったことじゃないかと思うんですけどね。学生向けや教員向けは、もっと地味ーでサクサク使えるサイトの方が便利だと思うし、今の構成だと余計なアクションが入ってしまって、それが弱い。

結局のところ、これはまあ慶應ってそういうものだからしょうがないんだけど、keio.jp と www.sfc.keio.ac.jp と SFS がどうにもこうにも連携してるのかしてないのかわからない関係になってしまう、そこが今回も解消されていないのが何とももったいない最大の過大なんじゃないだろうか。別に統一ポータルがあればいいという話ではなくて、学校組織としての問題点をそのまま反映してるような気がするんだよな。あれ。

等々。総合的感想としては「おもしろいトップページ作るっていう最大ミッション的にはOKじゃね?」って感じでしょうか。

結局今日も

結局三田は避けられず停電停止作業につきあう。

そんでもってはまり道のため現在午前2時に近づきつつあります。何だかなーもー。

早く世界がクラウド化しきりますように。

本の並べ方

「情報検索の技術」という科目を担当しているのですが、普通に検索するだけならググれ、あとOPAC使え、で終わりかねないので、11月は主に図書館の仕組みや使い方について教えてみた。

本来専門ではないが、門前の小僧で、図書館情報学概論的な書籍の内容はおおむね理解しているので、ざっとその手の本を流し読みして講義である程度教えてみた。

NDC、10進分類法あたりの話とかね。

で、ふと思ったので課題として「図書館と書店とブックオフに行ってみて、書籍の並べ方がどう違うか観察してこい」っていう課題を出してみたんだが、なかなかみんないい観察をしてきて、なかなか面白い。

ついでだったので実習課題として、図書館で配架してこいっていう課題なぞ出してみたりしたのだった。

学生にはどの並べ方が優位か、というような議論はなく、ここはこういう並べ方をしていて、それは何故か?という事を考えて貰ったんだけど、どうもNDCの話していると、愚痴っぽくなるというか何というか、なまじっか利用しているだけにイライラする事が多い自分に気づく。

まあ最大のあれはそれだ、だってコンピュータの本が0と5に別れるんだもん。っていうのが最大の苦情なんだけど。

結局、NDCって根本的に近代的(現代でないという意味で)なのが問題なんだろうなあ、知識が階層的に存在するというまあある意味暢気な近代モデルに立っていること、書籍の出版量と分類の粒度が必ずしも現代のソレと一致しないこと、等々。

Amazon→opacを使ってんのは、Amazonのユーザビリティが高いという問題もあるが、少なくともコンピュータ関連書籍を探している限り、Amazonの分類方法の方が便利だ、というのが事実なのではないかと思う。

じゃあ図書館がそれに合わせればいいじゃん、という話になるかというとそうではなくて、おそらく図書館は書店と違ってアーカイブ機能があるため、歴史的な分類の一貫性が必要となり、無闇に<棚を作る>のは避けた方がいい、という話が結構大きいんじゃないかと思うのだった。

とか思いつつたまに読んでるblog見てたら、

「デューイ十進分類法を採用しない図書館,議論の的に」

http://current.ndl.go.jp/e677

さすがアメリカというか何というか。図書館業界の皆さんの抵抗感はすごく良くわかるけど、でもさー、多分この図書館使いやすいよ?

あと、部類体系そのものの国際化を図るという話なんかも出てるのか!という話題

「デューイ十進分類法、スウェーデン国立図書館が導入」

http://current.ndl.go.jp/node/9744

どっかでNDCとデューイ十進分類の関係とか議論されてたりするのかしら。されてんだろうな。

図書館は管理番号付与の方法と配架の方法を分離してもいい時期なのかもしれないなあ。その上で、物理的な配架場所ブラウジングをちゃんと離れた棚に対しても可能にするユビキタスUIとかが欲しいような気がしてきた。

新機能のテスト

BlogPaint

停電に出向かない

今年はなんとSFCの法定停電対策に出かけなかったのです。いったい何年ぶりでしょうか。たぶん10年単位です。

割と本気で自分が管理に関係するマシンはもうないと思っていたが、いや、復電したらアレとかソレとかについてメッセがきたり電話が来たりして、全然そんことなかったこと発覚。まあ行っとけばよかったかなと思ったが、いいよね行かなくてももうさすがに。ねえ?

とりあえず去年2007年。

http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~next/tdiary/?date=20071202

っていうのを読んだら、なんかもう気分的には数年前の気分な事に気づいた。

2000年ぐらいまでは夏だったような気がするが。冬になったのいつだっけ?

http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~next/diary/2002/12/1.html

と思ったら丁度冬になった年から公開しているようであった。

ついでなので残りの年。

といっても来週の三田は対策出勤予定です。めんどくさい!

しかしなんというか最近システム管理者魂が怠け気味な気がしてきた、けどなんかそれは全人格的には健全な動きな気もする。

鈴木先生

別に新婚ラブラブで家に閉じこもっているというわけではなく、淡々と投げやっていた山積みの仕事を処理したりめんどくさくなって iPhone でsamegame やったりして生きてます。みなさんお元気でしょうか。

新刊。
鈴木先生 6 (6) (アクションコミックス)鈴木先生 6 (6) (アクションコミックス)
著者:武富 健治
販売元:双葉社
発売日:2008-11-28
おすすめ度:5.0
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相変わらず面白いんだが、この巻では生徒たちが理知的過ぎるのがなんとも不思議。

建前と本音という言い方は単なる思考停止なんだよなと時々思うのだが、この巻の鈴木裁判はそんな感じだよなー。

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