2009年02月

とりあえずFRA

飛行機日記

その1: 2/27 09:00 OZ107 NRT-ICN A330

というわけで初仁川。アシアナラウンジはなかなかカッコイイしマッサージ椅子もあってよかったが乗り継ぎが短かったので10分ぐらいだけ。

その2: 2/27 12:45 OZ541 ICN-FRA 777-200

ガラガラ。だいたい3人シートに一人づつ座ってる感じでのびのび過ごす。Asianaのビビンパは噂通り結構美味しかった。これでエコノミーエクストラでもあるといいんですが。。。ま、いいっす。韓国映画が見たかったが日本語音声なし。残念。

その3: 2/27 LH4465 FRA-BCN

を待ってFRAのLufthansaラウンジでダラダラしてます。トランジット長い。

バルセロナについて散々な感じ

しかしハネムーンなのに広いからってお互い関係ない席3人分占領して寝続けてるのはいかがなものか。

2/27 21:05 LH4464 FRA-BCN A321

だいぶ朦朧としたままついた。サンドイッチが出た。朦朧としていたので勝ったばかりのロンリープラネット置いてきたような気がする。

ついてからが散々だった。

荷物が出てくるのにずいぶん時間がかかる。出てきたのはもう23:30とかそんなの。

インフォメーションで「終電もう行っちゃった?」と聞いたら、まだあるような事を言うので、3分ぐらい連絡橋を歩いてRENFEの駅に行ってみたらもう終わってた。空港ビルに戻る。

空港バスに乗ろうとして、バスのチケットを自販機で買おうとしたら、5ユーロぐらいコインを吸い込まれて戻ってこない。クレカは通ったので買ったけど。しかも結論としては自販機で買う必要はなくバスで買えばよかった。。。

空港バスの運転手に文句言ったけどまあ英語で伝わるわけもなく。しかも、乗るときちゃんと「Santz駅まで行く?」って聞いたのに、途中のカタルーニャ広場で終点と言われておろされる。

土地勘ないままおろされたのであたふたしていたらケチャップが背中についていると言われる。うわあべっちゃり。バックパックについてないんだから、バス降りてからつけられたんだよなあ? ケチャップ泥棒? まあ何も取られてなかったのが不幸中の幸いなのだろうか?

なんか疲れたので我慢してタクシーに乗ってホテルへ。だったら空港からタクシー乗るよ...サンツ駅の近くのEXPO Hotel。

今日は週末なのでクリーニングはお休みだそうです。やれよ!

とまあ散々な感じでバルセロナの印象現在げんなり気味。

新婚世界一周旅行

いい加減行かないと新婚でなくなってしまうので、新婚旅行に行ってきます。年度末の忙しい時期二迷惑な話ですが、新学期始まると本当にいけないしなあ。

ソウル発券約22万円のスターアライアンス世界一周航空券でスペイン語券を駆けずり回る予定ですら。というわけで最初の一便はアシアナ航空インチョン行き。ただいま成田に向かい中です。

合理的な性差による差別の危険性

流行物が好きなのでこんなのを読んでいます。

人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く
人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く
クチコミを見る


さて、この本で一章を裂いて「合理的な人種差別の危険性」というテーマが書かれています。基本、アメリカ黒人についての話なんだけど。

要するに、生得的な能力に人種間に差がなく、「黒人嫌い」というような不合理な差別意識が雇用側になかったとしても、黒人労働者は教育を受けることをやめ、雇用者は黒人をなるべく傭わないよう、負のスパイラルが起きてしまう可能性とそのメカニズムの話がありまして。

さらに、「白人の真似」をするやつは嫌われるというシステム、「勉強好きな黒人の子供は仲間から徹底的にいじめられる」という背景にも残酷だけどある種の合理性がある、どんよりする話が載っている。

一応念のため、この章の最後には(とてもアメリカらしい)希望の種も乗っています。しかしこの希望の種は日本では、特に現代日本では成立しにくい要員があるので、ますますうんざりできます。

という章を読み終わった後で、Twitter読んでいたら姉と知人がこんな会話をしていた。

  • 「そえば小学校高学年の頃の勉強のできる女子には、独特の「優等生やってらんねーなあ」的アンニュイ感があって、あれはよかった。萌える。...」
  • 「彼女たちが向かった高偏差値の私立の女子高ってのは、シェルターだったのかもしれないな。」

ああそうだった、日本の場合、自縛的に発生してしまう最も顕著な差別は性差だった。

昔から分からないことがあって、少なくとも僕は自分の周りにいる人たちを見る限り(まあなんていったって妻はどう考えても僕より優秀なエンジニアだ)、Computer周りの作業をさせたりさせたときに、女性が男性よりも優れている理由はあっても、劣っている理由はあまり見つからない。ただ単に人口が少ない。

この前中3相手に教えていて改めて気づいたのだが、「それが分かるか分からないか」以前に、コンピュータに関する話と言うだけで、女子の一定層が "It's not my business!" 感を醸し出しているような気がしたのだ。

気がしただけなのか本当にそうなのか、合理的に説明できるような統計は取っていないので、印象論なのですが、コンピュータに限らず、「理系に女子が少ない」のは、「理系に女子が少ない」から。「女性の社会進出が進まない」のは、「女性の社会進出が進んでいないから」というような、自己完結的な説明と、それを裏打ちする自縛的なコミュニティによる同調圧力がかかってるせいなんじゃないのか、という仮説がだんたん重くのしかかってくる。

勉強をすること、特に理系の勉強をすることが「男の子の真似」というような明示的な揶揄をされることは少ないとは思うのだが、「女の子のくせに」というフレーズであれば、まあ馴染みがあるでしょう。

ちなみに、ちなみにその続きで知人がtwitいたのだが、

「子供の頃、いじめられるのって真っ直ぐっていうか純粋っていうか不器用な子じゃない?勉強できるできない関係なく。真っ直ぐ学問にうちこんでる人もその中に含まれるかもしれないけどー...」

まあ、そうなのかもしれず。要するに自分の知的能力を「空気を読む」事に振り向けているほうが、短期的な生きやすさに圧倒的に寄与する。それをしないですむのは、「空気を読んでかつそれを無視して自分のしたい方向に空気を作れる」HPとMPを持つ革命家か、「空気を読んでないと言われてるのを無視して、自分のしたいことに熱中できる正負両方の鈍感さ」を持つ魔法使いしかないのだろうか?

となると、シェルターとしての私立女子校は一種のアフォーマティブ・アクションとして機能して居るんだろう。一次逃避には有効だろうけど、中期手に社会全体にとっては逆に足かせになってしまう可能性もある。

まあいろいろ考えつくんだけど、この章の「黒人」を「女子」だと思って読んでみると、気味が悪いほど一致するような気がするんだよ。そして、その事がものすごくこの社会を僕にとって生きにくくしているような気がして成らないんだよね。

最近読んだマンガ

最近マンガばかり読んでいます。いつものことですが。同居人が、最近マンガが消費しきれないうちに貯まっていくと呆れ気味です。

というわけでたまにはblogでも書くかと思ったので最近買った物についてアレコレ。


うさぎドロップ 5 (5) (Feelコミックス)
うさぎドロップ 5 (5) (Feelコミックス)
クチコミを見る

これは本誌あんまり読んでないので、いきなりりんが小学生から高校生になっている、という噂だけ聞いていたのだが、びっくりである。しかもりんがかわいい。だいぶ萌える。

コウキのお母さんとダイキチのアレコレもかなり萌える。夢見ちゃいそうになるって表現がすごいイイよなー。

同じ一冊の中に、エロなしで、女子高生萌えと40代バツイチ子持ち萌えを同時に展開させるのって考えたらすげえな。

しかし宇仁田ゆみの絵柄はそれだけでとても心象風景として心に迫るものがあるんだが、なんだろうねあれ。


毎日かあさん 5 黒潮家族編
毎日かあさん 5 黒潮家族編
クチコミを見る

毎日かあさんの凄さなど私が言うまでもないと思うのだが。なんと言ってもあれだけ起伏のある人生の成り行きを、もの凄い安心感を持って読める、テンプレートパターンに突っ込んで、気軽に読める定型感があるにもかかわらず、やっぱりもの凄い感動的で新鮮な読後感があるという、アリエナイ両立さ加減とでもいうか、その感じだよな。いや、すごいよ。

荒川アンダーザブリッジ 1 (1) (ヤングガンガンコミックス)
荒川アンダーザブリッジ 1 (1) (ヤングガンガンコミックス)
クチコミを見る


以前最初に出たとき、一巻導入の通称「アムロがガンダムに乗るまで」期間の話が立ち読みしても正直ピンと来なかったので、なんとなく読まないでいたんだけど。でも聖☆おにいさんの鉄板具合から見て面白いはず、と思って買ってみた。やっぱ面白かった。この2週間ぐらいで、3日に一巻ぐらいのペースで進行中。意外とニノさんがヒロインとしてちゃんと機能しているのが面白い。

乙女ウイルス 3 (3) (IKKI COMICS)
乙女ウイルス 3 (3) (IKKI COMICS)
クチコミを見る


これは新刊じゃないのだが、なにしろIKKI COMICSって目立たないので、3巻が出てたの知りませんでした。今更買いました。僕が僕的に通称「桃吐マキルと福耳ノボル形」と呼んでいるカテゴリ(滅多に分類されませんが)に入る。面白いのか面白くないのかギリギリ感がたまりません。YOSHIKIが破滅を求めるように、私はこのカテゴリを求めています。




ポテン生活 1 (1) (モーニングKC)
ポテン生活 1 (1) (モーニングKC)
クチコミを見る


モーニング連載当初時は最初気づかないぐらい地味だったが(絵柄こんなだし)、最近結構楽しみにしている自分への気づき、そして単行本購入。

雑誌連載1Pベースでよんでるとクスクス、ぐらいで終わるのだが、単行本で一気に読んだらだいぶツボに入り始めて途中からゲタゲタ笑いはじめる感じになってたまりませんでした。

  • ライブドアブログ