2009年03月

ハノイで国際ローミング

半年ほど来てなかったので、VIETTELのSIMが有効期限切れちゃいまして、まあ次も三ヶ月ぐらい来る予定ないし二日だけだし、今回はローカル電話買わなかったんですが。

iPhoneでローミング中。ネットワークは VNM and VIETTEL (@空港)。DoCoMoも Au もとりあえずここはVIETTELで行くようだ。

DoCoMoでローミングしている人とお互いにかけてみたんだけど、DoCoMo → Softbank は発信者番号通知が効くんだけど、Softbank → DoCoMo は効かない。ローミング中の発信者番号通知は微妙だなあ。。。

GSMな上に基本的にインフラ貧弱なのにユーザが多いので、通話品質は大分低いんだよねー。ローカルSIMで使ってるときはそれでもまあ別に腹立たないけど、高いローミング料金払ってエコーしまくったりすると大変微妙な気持ちになりますな。

ハノイでローミングで一番便利なのは Willcom かもしれない。H先生がもってきてたんだけど、ローミングすると現地番号がもらえるらしい。それは便利だよね。まあつながりさえすれば GSM より無線区間の音質は確実にいいし。

そういえばiPhoneって、電話帳の頭に国際電話Prefix+81つける簡単な方法ないんでしょうか。

久しぶりにハノイ。共産主義と無駄について考える

久しぶりにハノイに来ました。ベトナムスケッチももらったし、Quan Com Pho で夕飯食べたのでもう満足しました。帰りたいです。さすがに半年経つといろいろ建設が進んでますなあ。

前回エントリは新婚旅行中だった。その後メキシコに行きキューバに行き日本に帰ってきて花粉症と闘っていました。なんか行きの飛行機の中で鼻炎が激烈悪化して今鼻水地獄です。ちきしょう。折角花粉のないところまで逃げてきたのに!

行きの飛行機の中でこれを読みました。

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「渋滞学」の人の新しいやつですな。

トヨタ式カイゼンみたいな話を元に、いろいろ無駄について話をふくらませているわけですが。

キューバの博物館は驚きの無駄さでした。各展示室に一人か二人づつスタッフがいて、なぜか毎回人が入る度に入り口にヒモかけて、というのを繰り返して、たまに観光客に案内してみたり(そしてチップをねだってみたりねだらなかったり)をしています。たいして貴重なものがなくても各室に誰かいます。

私の感覚としては、人件費の無駄もいいところだ、と思うわけですが、まあでも他に仕事もなくて公務員の完全雇用を目指すとこうなっちゃうんだろうか、と考えこんでしまった。

ベトナムもまあ、人件費が安いせいか、サービス業なんかだとそんなに人いなくてもいいじゃん!と言うぐらい人が群がってくるんだよなあ。

専門的スキルがない人が多いからこうなるのか、教育プロセスがないからこうなるのか、よく分からないのだが、あの無駄にいっぱいいる警備の人とかなんとかならんのだろうか、と良く思うわけですが。

とかまあ、日本には日本の、ベトナムにはベトナムの、キューバにはキューバの無駄があるのですが、資本主義と共産主義と無駄について漠然と考えながら、いつもの通り交通マナーが悪くて渋滞している空港道路を走ってホテルにつきました。

Nikko Hanoi って無駄に豪華だよなあ...

ガウディ祭り

そういうわけで今日はバルセロナ観光。本日のまとめ:ガウディって...

駅横のホテルなのでSants Estacioにまず行って、明日のAVEのチケットを買って、ついでに朝ご飯。

地下鉄で移動して旧市街へ。コロンブスの像を眺めて、大航海時代(KOEI)に思いを馳せる。

あと旧市街ふらふらする。カテドラル横の歴史博物館は、王宮横の邸宅を発掘したら出てきたローマ時代の遺構を地下一階にそのまま展示してあって、なかなか面白い。ワインとか漬け物用の丸い陶器樽の残骸とか、水道の跡とか。どうやってこの上に建物立て続けたのかむしろ不思議になる。

サンタ・カタリーナ市場併設の Cuines Santa Caterina でお昼。まちょっと歩いて、一世紀前の変な建物(カタルーニャ音楽堂、愛称假屋崎)、トラム乗ったり水道局の最新変な建築(トラ・アクバル)外から眺めたりした。

で、メインイベント、ガウディ巡りということで、サクラダ・ファミリア→グエル公園→カサ・バトリョ。

いや−、圧倒。一言でまとめると、「有名だからなめてたけどすごかった」。資料からの想像の範疇を超える、実物見ないと分からない質感・量感。この年にして、実物を見て驚くってなかなかできないと思う。

単に装飾的でゴテゴテしたもの作るんじゃなくて、どんどん洗練させてって、「形態のもつ意味」をかなり突き詰めた上であの規模のものを作ってるってのがなんかもうどうなっちゃってんのよ、と...。特にサクラダ・ファミリアの構成言語は、モジュラリティと乱数の利用する感じが所謂モダニズムと別種のモダンさを感じさせてとても不思議。森を意識した教会というのは、ありふれた表現ではあるが、一神教の寺院なのにむしろ密教寺院のような感じさえしてくる。

とまあ、ガウディはかなりびっくり。

タパタパという魅力的な店でタパスを軽く食べて、地下鉄で移動してパラレルのフニクラの駅が閉まっているのを確認して残念な気持ちになったあと、メイン夕飯は Elche でパエリア。

スペイン人は一日5回ご飯食べるというので実践してみたけどとりあえず最後にパエリアはやりすぎ。くいすぎ。

とりあえず今日の食べ物は全部美味しかった。観光も面白かったし、バルセロナ当初の悪印象はとりあえずキャンセル。

まー一日で回れるような街じゃないよねー。特に建物好きなら数日なきゃ見切れないよな−。

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