今の大学は所謂文系ですが、一応CSは理系の端くれであり、受けた学問の訓練はやっぱり理系のソレなのではあると思うのですが、とはいえやっぱり自分はそのどっちでもないんだなあと思う最近の生活です。

今同居人と話していて思い出したんだけど、僕が高校生の時に結構「コンピュータって面白いなー」って思ったきっかけの一つは、ASCIIかなんかに連載されてた、東京女子大学の黒崎政男さんの話だった事を思い出したんだよな。

哲学とか単語が重要な研究で、sedやgrepがいかに破壊的なテクノロジーか、っていうのを書いてあったと思うんだけど。確か連載がまとめてあったのはこの本だったと思う。

哲学者クロサキのMS‐DOSは思考の道具だ


この本、今にして思えば、検索エンジンが文化的に持つ意味とかを考えるのにすごくいい事がいっぱい書いてあって、ミッシングリンクを埋めるような意味があるような気がするんだけど、MS-DOSってタイトルが弱いよな...

そういえば、この本とか、伊藤ガビンさんのクマとか、SuperASCIIの村井さんのネットワークの話あたりが、実は今の私につながる原点なのかなあ、と思ったのでした。