今日は、我が大学姉妹校の中学校で授業をしてきた。相手は中3約90人。

「サイエンス」という授業で、ゲストレクチャーしてもらったり、近所の科学未来館行ったりして授業してもらったりしているらしい。羨ましい話であると共に、それはま是非ご協力を、ということで。

基本50分x2コマ構成で、最初の一コマは3クラス合同、次の一コマはだいたい30人のクラス別でコンピュータ教室で授業。

内容としては、「情報量っていうけど、情報を量るって何?」っていう話。まあ、だいたい Hartleyの情報量ぐらいまでの話を簡単に説明して、あとは文字コードとテキストファイルのサイズの話なんぞをしてみた。

その後、情報圧縮の話とかも準備してたんだけど100分じゃ終わるわけもなく:-) まあ、大学講義一コマ分だもんな。

嘉悦とかSFCの情報処理系の授業1,2コマでやることを簡単にまとめて話したんだけど、中3ぐらいになると、別に大学1年生とあんまり理解速度代わらないんだよな。。。まだlog知らないから全部乗数表現だけでやるとか、そういう工夫はしたけど、理解速度という点では下手したら大学生にやるより早くてやりやすいかもしれない。変なコンピュータに関する先入観とか少ない状態でできるからねえ。

座学で大教室で合同授業というのは私が受講生としては一番苦手なので、間を持たせる意味も含めて、先日私の結婚式や某ringxの結婚式で使った、4択携帯早押しクイズのネタを仕込んで使ってみた。

しかし、件の中学では、普段携帯を登校時にクラスで集めて、下校時に返すというプロシージャが行われているそうで、この授業のために特別に生活指導上の許可を頂いて、授業中に携帯を使って貰った。

ところで、前日晩まで忘れていたのだが、彼らは未成年であり、悪名高き?有害サイト強制コンテンツフィルタリングの対象なんだよね。ホワイトリスト方式使われてるとかなわんなー、と前日晩に危惧してたんだけど、だいたいクラスの8割方はアクセスできてたみたい。デフォルトのブラックリスト方式からわざわざホワイトリスト方式に切り替える人ってやっぱ少ないんだろうな。

ま、早押しなんでそれなりに盛り上がってくれて助かる。とりあえずこれ、難しい問題だすと、思わず「わかんない!」って声を出してくれるので、理解度を見るには手っ取り早くていい。単なる四択より早押しで名前とか出せば、それなりに盛り上がるし。早押しだけに注力するヤツが増えるは難点だが。

ところでクラス編成がなかなか独特で、3クラスはそれぞれ、共学・女子・男子の性別クラス編成を行っているらしく、共学校と女子校・男子校の雰囲気を一度に味わって帰ってきました。

中3ぐらいだとかなり性別による態度差がはっきりしていて、なかなか面白い。男子はすぐに飛びついて勝手にやってるヤツが目立つ。

ちょっと残念だったのは女子クラスでいまいち盛り上がりに欠けたというか、興味を示してくれたのかどうかわかりにくかったこと。単にPCに触れてる経験の薄さによる取っつきやすさの問題なのかもしれないけど、どうもね。「情報系はほんとは女子の方が向いて居るんじゃないか説」の信者としてはちょっと残念だったんですけど。まあ、僕の授業技術の問題かなあ。

てな感じで、中3に教えるというのはなかなか新鮮な体験で面白い一日だった。まあ、ほぼ徹夜あけで200分授業やるとなかなか疲れたけど。

ところで、この二日ぐらい中毒気味にコレを聞いて居て、脳内でずーっと流れっぱなしなんですが。制服の中高生の群れを前にして、脳内で「地獄先生」が流れてて、別にやましいことはないのに困ったもんだったんですが、以下 Politically Incorrect な話題につき終了。

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