そういうわけで今日はバルセロナ観光。本日のまとめ:ガウディって...

駅横のホテルなのでSants Estacioにまず行って、明日のAVEのチケットを買って、ついでに朝ご飯。

地下鉄で移動して旧市街へ。コロンブスの像を眺めて、大航海時代(KOEI)に思いを馳せる。

あと旧市街ふらふらする。カテドラル横の歴史博物館は、王宮横の邸宅を発掘したら出てきたローマ時代の遺構を地下一階にそのまま展示してあって、なかなか面白い。ワインとか漬け物用の丸い陶器樽の残骸とか、水道の跡とか。どうやってこの上に建物立て続けたのかむしろ不思議になる。

サンタ・カタリーナ市場併設の Cuines Santa Caterina でお昼。まちょっと歩いて、一世紀前の変な建物(カタルーニャ音楽堂、愛称假屋崎)、トラム乗ったり水道局の最新変な建築(トラ・アクバル)外から眺めたりした。

で、メインイベント、ガウディ巡りということで、サクラダ・ファミリア→グエル公園→カサ・バトリョ。

いや−、圧倒。一言でまとめると、「有名だからなめてたけどすごかった」。資料からの想像の範疇を超える、実物見ないと分からない質感・量感。この年にして、実物を見て驚くってなかなかできないと思う。

単に装飾的でゴテゴテしたもの作るんじゃなくて、どんどん洗練させてって、「形態のもつ意味」をかなり突き詰めた上であの規模のものを作ってるってのがなんかもうどうなっちゃってんのよ、と...。特にサクラダ・ファミリアの構成言語は、モジュラリティと乱数の利用する感じが所謂モダニズムと別種のモダンさを感じさせてとても不思議。森を意識した教会というのは、ありふれた表現ではあるが、一神教の寺院なのにむしろ密教寺院のような感じさえしてくる。

とまあ、ガウディはかなりびっくり。

タパタパという魅力的な店でタパスを軽く食べて、地下鉄で移動してパラレルのフニクラの駅が閉まっているのを確認して残念な気持ちになったあと、メイン夕飯は Elche でパエリア。

スペイン人は一日5回ご飯食べるというので実践してみたけどとりあえず最後にパエリアはやりすぎ。くいすぎ。

とりあえず今日の食べ物は全部美味しかった。観光も面白かったし、バルセロナ当初の悪印象はとりあえずキャンセル。

まー一日で回れるような街じゃないよねー。特に建物好きなら数日なきゃ見切れないよな−。