最近一時期ほどひどくなくなったけど、「テレビになんでもかんでもテロップが入る」のが極端になって、TVのバカ化の象徴みたいに言われてたことあったじゃん。
考えてみれば、「文字で説明するのがバカでも分かるようにするため」っていうロジックというか、価値観というかなんというか、の、転倒具合ですごいなと。
近代社会においては識字率≒文明度≒非バカ度、ってことになってたのに、識字率ほぼ100%の社会においては、テロップの文字で映像の内容を目地的に説明してあげる事は、バカのためになりました、と。
などという事をふと気が向いて手に取ってみたマクルーハンを読んでいて思った。メディア論の方は読むのめんどくさいのでこっち。
マクルーハン理論―電子メディアの可能性 (平凡社ライブラリー)
著者:マーシャル マクルーハン
販売元:平凡社
発売日:2003-03
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「文字で説明すれば済むので分かりやすく語らなくてもよい」、というのはかなりの転倒ですね。
スライドに頼った発表も同じものですが。