カンボジアに行って来た。新婚旅行3回目。というか航空会社的には、一年間の長い旅行中にやけに東京や大阪で長逗留している人である私たちは再び旅に出るのさ。
とりあえず序章。HND-KIX ANA3829, SFのA320,3号機。最終便のため、店が全然やってなくて苦労する。関空のローソンでしか雑誌買えず。
というわけえ関空からスターアライアンス世界一周航空券ルートに復帰。KIX-BKK TG673, 777-300。中間ギャレー横の二列席。SFから乗り換えたせいか特に狭く感じる。ビジネスも満席らしくまったく変更利かず。
バンコク。到着したの予定より早く、午前4時ちょい過ぎ。ラウンジで2時間ほど仮眠。ラウンジの仮眠設備がこんなに役に立つ日があるとは。スワンナブームのセキュリティゲートが本当に移動していた。トランジット客としては大変便利だが、出国後のメインセキュリティは混んでそうだなあ。
BKK-PNH TG580, 737。なんか777の座席がやっぱすごく狭かったような気がするんだが。。。あの席だけ?
というわけでプノンペン到着。プノンペン空港はこじんまりときれいでちょっとしたアジアンテイストもあったりして、割と感じよい。イミグレで日本語で挨拶されたのは久しぶな気がした。
出国出口脇のタクシーカウンタでチケットもらってタクシー。まあ、チケットっていっても支払いは車内だったけど、$9。
タクシーの運転手が割と英語ができて商売上手。これからあとどうすんの?とか、帰りのタクシーどう?とか聞かれる。なんか現地交通事情がよくわからんので頼むことにした。4時間ぐらいのチャーター状態で25$、帰りのタクシー同額とのこと。まあたぶん相場より若干高いんだろうが旅行会社のメニューより安いし、そもそもタクシーというものがあんまりないらしいので、安全策で頼んでみる。結果としては正解だった気がする。割と親切だったし。
町からみるプノンペンの印象は、「タイとベトナムを組み合わせた町」。私の知識で考える限り、建物の造りはハノイっぽい。ハノイより建物が低いが。銀行はタイ系が目立つ気がした。ベトナム系もあるけど。バイクがさほど多くない交通はタイの田舎っぽい。
というわけでホテルに着いたがまだ午前10時前でチェックインできないので、荷物置いて、タクシーに戻る。
で車で30分ほど走ってキリングフィールドに向かう。
プノンペンは小さい町。日本の県庁所在地に毛が生えたぐらいの規模感。道路交通はバンコクほど車はいないし、ハノイほどバイクもいない。信号も割とあってそんなに破綻した感じはしない。公共交通ないっていう割には機能してる感じがするのは、やっぱ人口が少ないからなんだろうか。
キリングフィールド。骸骨、骸骨、骸骨、墓、墓、墓。クメールルージュ支配下のカンボジアで処刑場だったところですな。で、掘り返して出てきた髑髏を慰霊塔にぎっしり詰め込んである。周囲ののどかな光景との落差が凄まじく、全般的に感覚がクラクラしてくる。
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タクシーに戻ってS-21(Secury System 21, トゥール・スレン収容所)に向かう。
S-21。元小学校らしい。学校の教師を区切って独房にしていたらしい。なんとなく高校の部室棟を思い出す(そうだったので)。建物がだいぶぼろぼろで棒で支えている箇所が。大丈夫か。ハノイ工科大の古い校舎を思い出す建物の造り。やっぱフランス植民地仕様の学校建築テンプレみたいなのがあるんだろうか。
元小学校で、鉄棒や校庭の器具を当時は拷問に使っていたらしい。なんかこう、キリングフィールドといい、落差というか、紙一重のギリギリで完全におかしい世界へようこそ、な感じが凄まじいのよとにかく。説明みなければのどかな世界なのに。
最初にクメールルージュ支配下で旅行したという元毛沢東主義者のスウェーデン人の「あのとき考えていたことと、今みて思うこと」って展示が興味深かった。
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タクシーに戻る。国立美術館近くのレストランで卸してもらう。昼飯。クメール料理を試す。そこそこ。
国立美術館。仏像仏像仏像。疲れていてだいぶ脳内に入らない。ガルーダとガネーシャがかわいいということを理解した。
トンレサップ川のほとりで途方に暮れる。物売りのこども無視したらなんか靴になんかなでつけて去られた。祠の仏像?がなんだかマリオに似ていた。
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歩いても15分ぐらいだが疲れたのでtuktukに乗ってみた。すぐついたけど涼しくてよかった。
ホテルにチェックイン。The pavilion hotel。欧米人が好きそうな高級ミニホテル。壁で囲まれたフレンチヴィラを改装しました、みたいな。中庭にプールがあって半裸の欧米系の人が本読んでる感じ。おとなしくビーチいけばいいのにとか思わなくもないが、まあ、彼らの考える南国にはプールが必要なのかもしれない。
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疲れたので死んだように3時間ぐらい昼寝する。起きたら7時過ぎだった。
15分ぐらい歩いてご飯食べに行く。Khmer Surin。2階テラス席は床に座ってタイによくある三角マットが背中。観光客泣かせな雰囲気だ。料理は魚のココナツミルク蒸しが甘くておいしい。Sour soupが一番おいしかった。具だくさんでエビがなくて辛くないトムヤムクン的な。
「それ、saltyだけどいい?」って注文時に警告された、アペタイザーの小型カニのサラダみたいなのが本当に塩辛かった。昔西原のマンガでみたタイかここらへんの、カニを入れてガシガシ棒でたたいてたサラダってこれか? ちなみに翌日夜ぐらいから体調を崩したのだが、原因はこれだったような気がしてならない。
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tuktuk乗ってオールドマーケット近くのナイトマーケットにいく。カラオケ大会みたいなのが行われていて若者熱唱中。
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携帯電話屋があった。Birdの携帯が20$台から。でもあれ Second Hand かな? SIMは驚きの一枚2$から。安! まあ携帯電話が25$あれば入手可能と。携帯電話ってほんと革命だよねー。
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「体重計屋」のおっちゃんが妙に工夫して営業していた。ライトとか。
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ホテルに戻って11時ちょいまえ。
tukutuk乗るとだいたい2$って言われるので1$ってネゴって、絶対拒否されるので去ろうとするとだいたいそれでいいと言われる感じ。1$より小さいとカンボジア・リエル払いになって桁が大きくて伝えられなくなるので、まあ、妥協点か。
ホテルの英語スタッフがもういなくなっていて、wifiのパスワードがわからんかった。ロビーのPCからケーブルかっぱらって自分基地局を建てる。平日なのでメールがいっぱいきてて萎える。
つづく。