深夜になってから、妻を追いかけるように体調が急変してきてどー考えても食あたり。上からも下からも液体物が流れてくる感じに。おまけにフラフラしてバスルームでグラス割って指切るし。散々。夜中にどんどん気持ち悪くなり寒気までしてくるなか何とか眠る。7時頃起きたら若干復活していたが、妻も具合悪そうだし、本日半日休もう。。。

ということで午前中は部屋で寝ていた。英語で事情説明するのがめんどくさくてお願いした日本人スタッフの方がいろいろしてくれて、大量の水と腹下しの薬を頂き、おかゆを部屋まで持ってきてもらった。

なんかいいホテルだ! Hotel De la paix はいいホテルでしたよ!(お世話になったので宣伝)

12時頃起きたら、まあ何とか出かけられそうだったので、午後は出かける。お昼はホテルのカフェでスープ。

幸い贅沢してチャーターツアーを頼んでいたので、不幸中の幸いで午前分がもったいなかったけど、一応午後は一通り回れた。

まずはアンコール・ワットに向かう。途中ゲートで三日間券購入。写真入り。USイミグレの簡易版みたいな感じのカウンタから伸びたWebcamっぽいので撮影して、すぐにカラープリンタでチケットが出てくる。

ついたけど妻の人が車酔いが重なったらしくだいぶつらいようである。

アンコールワット。お堀の橋がなかなか雰囲気作りになっていておもしろい。ゲートは真ん中が王様用、両側が庶民用と聞く。東京駅みたいだ!と言って妻にひかれる。

気温がそれほど高いわけでもないんだが、南国の日差しの午後2時はやっぱりなかなかきつい。

サルがいた。まだ人を襲ったりはしていない模様、っていうかニホンザルよりは小さい。

アンコールワット全体は、乳海攪拌(ヒンズーの創世神話←当然むちゃくちゃな話)の回廊と、第三回廊って要するに一番コアの部分ですな、が修復中のため見れなかったんで、全体的にこう雰囲気をつかむのが重視って感じというかなんというか。。。思いの外所々適当なのが興味深い。ガイドブックに書いてあったとおり、「見えない所は適当」っていうのがね。なかなか。あと、内戦時の銃痕とか、その昔の仏教排斥時の何かとか、むしろよく今まで破壊されずに残ってるよなあ、という気になってくる。

そういうわけでコアが見れないので周りから仰ぎ見る。確かになんでそんな高いところに水場が作れたんだろう、というぐらい仰ぎ見る感じで、そりゃあ観光客が階段から落ちて死ぬわい、と。バンコクのワットポーもそうだったけど、なんでこう急な階段つけるんだろう。仰ぎ見るため?

ちょうどもらったフリーペーパーに、「日本人の落書き」の特集が載っていたので、十字回廊で3つほど探してみた。まあ、そう読めないこともないかなあ、ぐらいですねやっぱり。しかしなんでこの回廊は各国訪問者落書きコーナーみたいになっていたんであろうか。レリーフがないから書きやすいからか?

ツアー予定だとこのアンコールワットの後はプノンバケンで夕日鑑賞、になってたんだけど、徒歩20分坂道あがる自信がなかったので、代わりにタプロームに言ってもらった。

途中車窓でタケウなどを眺める。タケウは作りかけで構造だけできて放置されていて、装飾ができない状態で放置されているんだそうな。

で、車で15分ぐらいでタプローム。タプロームはアンコールワットと違って、あんまり修復されずに、ガジュマルの木に乗っ取られるまま、いいようにされている状態が残っている仏教寺院で、また違った趣で面白い。

遠目の全景や細部の作りとしてはアンコールワットはすごいけど、雰囲気や光景としてはタプロームの方が印象深かった。うち捨てられて、熱帯の木々に乗っ取られた寺院の夕時の光景、みたいな。日本人に人気が高いってのはなんかわかるなあ。好きだよねこういうの。

ここも仏教→ヒンズー教になった歴史があるらしく、削り取られた仏陀像が目立つ。こんなの。

体調前回ではないので結構無理して出かけた(特に妻)なんだけど、結構楽しめて面白かった。

アンコールクッキーという超日本人による日本人のためのカンボジア人が働くお土産屋に寄ってもらって、ツアーデスクに戻る。ツアー終了。

ツアーコンダクターの娘さんは22歳で、日本語スピーチコンテストで優勝して日本に行ったことがあるそうな。12歳まで学校に通ったことがなかったんだけど、運よく学校に行く機会をもらって、飛び飛び級を繰り返して卒業して、今は夜学で大学かよって経済勉強しているとか。なんか、こういう子がいつかもっといい条件で働けるようになるといいなあ。出世してほしいなあ。

ツアーデスクで明日の予定を立てる。半端にコースをこなしたのでどうしたらいいのかよくわからなくなって混乱気味。

オールドマーケット近くのマッサージ屋バンコク本店の支店でマッサージを受ける。リフレクソロジーを受けたら、本当に足だけで肩とかまったくやってくんなかったんでちょっと残念。タイの足マッサージだからおまけの肩・首もはいるかなあと勝手に期待してただけなんだけど、ちょっと残念...

近隣をうろついてレストラン店頭を見るが、どうも食欲がわかない。ナイトマーケットにいってみたが、完全な観光客向けでお土産屋だらけで、いまいちピンとこない。ので、スーパーで飲み物買ってホテル帰った。

ホテルのカフェでハンバーガー食べて、ロビーの巨大ソファーでだらだらしたり、プール脇の小上がりでガイドブック読んだりして、ホテルを堪能する。いやなんかここいいホテルだねえ。高いけど、調子が悪かったこともあって、ここにしておいてよかった。いいホテルですよ!(宣伝)

というわけで明日は早い予定なんで寝ないと。