今日は↓の出版記念パーティーで坂根先生にお会いしてきた。

メディア・アート創世記ー科学と芸術の出会いメディア・アート創世記ー科学と芸術の出会い
著者:坂根厳夫
販売元:工作舎
発売日:2010-10-18
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で、これの告知に(私は元坂根研)って書いたら数人に「そうだっけ」だの「ホントにそう?」だの言われ、まあ私ももはや遠い記憶なので自身なくなってきたけど3年は坂根研だったと思いますよ。たぶんそう。そうだよね?

ほら。

http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~next/diary/1995/5/index.html

でもそういえば学期末課題がこの学期は確かHypercardだったんだけどHypercardではほぼなにもできてなくて、代わりにWeb日記とSA活動で認めて貰ったような記憶がある。が日記に研究会の発表の話書いてないなあ。うーん。発表会って年末しかやらなかったっけ?

http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~next/diary/1995/7/11.html

まあその話はいいとして。

で時は15年ほど経ちまして本日のパーティーですが、日本のメディアアート?方面総ざらえみたいな贅沢な面々が会場にそろい、それは壮観でございました。岩井さんのミニパフォーマンスも藤幡さんの挨拶も素敵だった。もちろん坂根先生の挨拶も。

結局私はその後メディアアート方面に進んだわけでもなく、坂根さんに直接お会いするのは大変久しぶりだったりする感じで、なんだか昔の事をいろいろ一生懸命思い出そうとして悩んでいたんだけど。

坂根さんはゼミ取るぐらいで、もちろん学部生の時に最初に大きく影響を受けた方の一人なんだけど、どういう影響を受けたのかもはや自分では良く思い出せなくなってたんだけど。

多分、SFCに入る前ってのは所謂ニューアカ風味サブカル好き+高校の気風みたいなところで嗜好形成がなされていて、世代特有の自意識過剰も重なって、「ひねくれた視点」を好む感じが強すぎたんだと思うんだよな。そこで坂根先生が見せてくれた世界への視点は「一風変わっている」けど「ひねくれてはいない」もので、それはなんだか新鮮だった感じを何となく思い出した。ひねくれたモノを作ろうとして作ったモノの、ちゃんと面白い部分を評価してもらえたりとかした記憶がある。それは私にとっては大事な進歩であった気はする。

そして、本をペラペラとめくって、坂根さんの興味は境界領域的であり、フットワーク軽く様々なモノを見通すんだけれども、コアが一貫してんだよなーという事に改めて感銘を受ける。

で、自分はいったい何をしようとしている人なんだっけ、などと自省に戻る。何がしたいんだろうねえ。おれ。