銀林 みのる
ソフトバンククリエイティブ
発売日:2007-09-21

噂の通りの鉄塔小説で、印象深くはあったんですが。最後の一章がなあ。

まあ最後の一章全体はともかく、最後の段落がとにかく最悪なんですよ。それはねえ、あり得ないし、あっちゃいけないし、とにかくダメだと思うんですよ。

システムの社会への投影として鉄塔があって、その影への偏愛が興味深と思って読んでたんだけど、最後それじゃ台無しじゃん!

まあ、それがその小説の世界観なんだと言われればそれまでなんだけど。私の世界観とすりあわせて読んでいたら、最後決定的に違ったみたいで、だいぶ残念な感じがしました。

まあでも、そこに至る過程はちとウザいけど面白くはありました。