映画版「モテキ」を見てきた。公開初日に見に行く大ファンっぷりだ。ま、それはたまたまなんだが。 http://www.moteki-movie.jp/index.html
原作もドラマも結構好きだった上に麻生久美子でナタリーなので、私的にはそれはもう降参するしかない。微妙に「大好き」とは言いがたい社会的位置づけの作品ではありますが、軽く期待以上には楽しめるいい映画でした。以下多少ネタバレを軽く含む。
前半はすごく良く出来たJ-POPミュージカル。特に事前に流れてたPerfume出演シーンは期待以上の出来で、本当に素晴らしいと思った。Perfumeの持つ多幸感が全開。森山未來がダンス上手いせいもあって、飽きさせずに一曲魅せる。
後半は音楽はもう少し裏方に回って、恋愛ドラマ要素全開な感じ。ここは安定感ある感じに良く出来てる。ただまあ、正直面白さとか新鮮さみたいな意味では前半の方が勢いがあって楽しかったかも。
ヒロイン1。長澤まさみはまあなんというか魅力的に撮れてる。長澤まさみの脚フェチ映画としても楽しめると思う。いや脚フェチには物踏んでるシーンとかないから物足りないか。長澤まさみ特に好きじゃ無かったけど、まあこの映画ではイイね。
ただまあ、このヒロインの仕様から想像されるルックスは長澤まさみではないよなという問題はあるんだが。どっちかっていうと仲里依紗がこの役の方がしっくりくる感じはする。妻曰く、もう少し前のaikoあたりがやってたらすごく説得力があると思う。そんな感じの役回り。
ヒロイン2。麻生久美子。基本的に大分どうかと思う役なんで、このままで終わってしまうのだろうかと若干不安になっていたのだが、まあ最後にホテルから出てきて憑きものがが落ちてからは麻生久美子の魅力フルスロットルなシーンがあって素晴らしいです。まあそこまでのクソ重たい役回りも麻生久美子の演技力あるから見れるんだけどな。
仲里依紗と真木よう子はそんなに活躍しなかった。まあ2人とも印象深くはあるけど。ところでうちの学生さんのとある子が真木よう子に似てるなと思った。
配役とか音楽とかtwitterとか、2011年宇宙・日本・世田谷がとても良く描けてる良作だと思う。個人的に引用コンテンツが当然ながら思い入れが強すぎるので、コンテクストを抜いたときにいい映画なのかは正直よく分からないけど。まあ森山未來も長澤まさみも麻生久美子も素晴らしいかったからいいのかもしれない。
ところでナタリーってかっこいいけどひどい会社なんですね!(現実混同)