送信者 201112-Hanoi |
毎度ながらもついにたぶん最後のご奉公で、ベトナム・ハノイに来ています。
今気温15度ぐらいで、ちょっと寒いのですがこっちの人は結構厚着です。お洒落も入ってるんじゃないかと思うのですが、結構厚めの上着着ている。
で気づいたんだけど、こっちの人ってロングコート着ている人が少なくて、厚着でもショート丈のジャンパーとかコート、ジャケットを着ている人が多い。たぶん同気温の東京だったら薄手のコート着ている人が多いと思うんだけど。
どうも、主要交通機関がバイクだから、ロングコート邪魔なせいではないかと思われる。
おそらく同様の理由で女の子のスカートもあまり多くない。最近増えてるらしいけど。
当たり前だけど服飾というのは社会の仕組み、それこそアーキテクチャーによって変わるんだよなーと思う一瞬。やっぱり、東京の人は電車移動を前提にした格好をしている。
今年の春~夏の節電キャンペーン時に、エスカレーター・エレベーターが封鎖されて困ってるキャリーバッグを持った人を良く見かけるなーと思っていて気づいた事があって、おそらく、東京でキャリーバッグがここ数年利用者が増えた理由って、バリアフリー法が施行されたからんだよね。
バリアフリー法でエスカレーター・エレベーターの設置義務・設置促進 → 主要駅・主要箇所にエスカレーター・エレベーターが普及 → 車がついたものが動きやすくなる → キャリーバッグが使いやすくなる → キャリーバッグを持った人が増える
という理屈。正直、ハノイ(そもそもハノイは歩くのが面倒だが)や、台北(台北は公共交通機関はバリアフリーがそこそこ進んでるけど、歩道の段差が多い)でキャリーバッグ持ち歩くのってそんなに便利じゃないと思うんですよ。
私たちがなぜこういう服飾をしているのかは、当たり前だが社会のアーキテクチャに従ってそういう服飾をしているわけなんですよね。
とはいえ、例えば日本含む東南アジア全体でのスーツ+ネクタイスタイルに関しては、服飾に合わせて社会のアーキテクチャ改造してるような気もする。