書評

オンガク

高井戸インターおりてちょっと走ったあたりにBookoffがあって、ちょうど高速降りて最初に止められる駐車場があるのですでに何回か立ち寄ってしまった。

UC YMO [Ultimate Collection of Yellow Magic Orchestra] (通常盤)


今更なYMOなんだけど、リマスタリングがすごく効果的で、とってもクリアな感じが今更な中毒性を引き起こして何度も聞いてしまう。

特に、中国女の音色感とか微妙な揺らぎがすっごく絶妙で、つい何度も聞いてしまう。中国女ってこんないい曲だっけ?

なんかすごく当たり前なんだけど、浜崎橋越えたあたりで曲をRydeenに変えて、そのままレインボーブリッジを渡るとすごく気持ちいい。30年前の東京の曲が30年後の東京の景色と入り交じる。最高に魅惑的で最高に物悲しい光景。

東京のうつろな感じってのは何なんだろうね。いつかくる地震のためなのかなあ。

鉄道車輛の本

割と目新しい鉄道本を読了。結構面白いと言えば面白いし、目の付け所がいいんだけど、なんかこう...な本。

「電車の進化」大研究 ――メカニズムの基本知識と鉄道輸送の未来


いや、視点はいいんだけどさ...趣味者の視点を離れずに、最新車輛のメカニズムを探ろうとかそういう意味で。

でも難点の多い本だなー。

まず、「入門本の次ステップ」としては、圧倒的に図版がなさ過ぎる。もうちょっと書こうよ。

逆に、「発展に向けた書」としては、参考文献が一冊も挙げられてない時点でなんつか失格なんだよなあ...事実誤認とかあってもおかしくないなあ、という印象を受ける文章なんだよなー。

エッセイと技術紹介のバランスとか、書籍としてのターゲッティングはなかなかいい気がするので、なんか惜しいなあ。

「最新技術好きな女子版川島令三」みたいな印象。

鉄道ジャーナルって車輛技術紹介は弱いし、ファンもジャーナルも車輛紹介はなんというか「大本営発表」が多いし、かといってピクトリアルは読みにくいし古くさい、みたいな点で面白いエリアになり得るところだと思うんだけどねえ。

あと、どうでもいいしそれは面白いんだけど、「クロ151形に乗った思い出がある。まだ東海道新幹線がなかったから、大阪へは飛行機で行く時代である」とか、「高校時代、私はHOモデルを...(中略)...我が家で一番広い三十畳の部屋にレイアウトを作ってしまい、」とか、ブルジョアッすねー。

著者略歴を見たら、海外航空会社客室乗務員を経て、とか書いてあった。なんかこうパンナムで働いてたりしてそう...どこの会社だったんでしょうか。

航空事業論

直球そのままの科目名のようなタイトルでしたが中身もそうでした。ということで、blogのタイトルもそのままですが。

航空事業論―エアライン・ビジネスの未来像

未来像っていうか現状分析ですけど。ほんとに教科書っぽくまとめられております。これだけ持ちネタで一セメスター授業はできそうな感じ。

面白かった。なんとなくエアラインについて興味がある人なら絶対楽しめる教科書だと思う。第xの自由とか、なんかそういうエアライン関係独特の概念があるのは知ってても、こうして教科書的に示されるとやっぱり分かりやすさが違う感じ。

しかし、<航空事業論>なんざ僕にとっては純粋に趣味なんですが、この本一冊分の概念はおおむね理解している自分は褒めるに褒められないというか何やってんだろーかと...雑誌の方の「エアライン」とあと多少経済系雑誌どんだけ熱心に読んでいたのであろうか。

キラーコンテンツ(脳細胞がしんでいく)

キミキス-various heroines 4 (4) (ジェッツコミックス)

睡眠不足の朝、品川駅でこんなもんを買ってラッシュ時の山手線で読み耽る。体中から力が抜けていくと共に高速で脳細胞が死んでいく音が聞こえました。

4巻は二見さんです。どこかで実験台募集してないでしょうか。紙飛行機飛んでたらとりあえず拾ってれば実験参加できますかね。

強いて言えば、キミキスのコミックスは最後「結婚」とかでオチをつけがちなのが難点です。まあこれの場合最後の方の見開きが必要かもしれませんが、ファンタジーの落としどころとして結婚ってのはこう...

ゲームやろうかな...

キラーコンテンツ(オレがころされる)

最近僕はこの2つが出ることを主な人生の楽しみにして生きてきたのですが、その貴重な楽しみが12時間以内に全部終わってしまったのでこれから先どうやって生きていけばいいのか悩んでしまうー。

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01

なんで一話しか入ってないんだよ!なにC.C.チューしてんだよどさくさに!


よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)

うううう。なんで片道の山手線で読み終わっちゃうんだこんなに待ってたのに。

心の旅

Eat your own dog food, というわけで授業で取り扱ってみた者の個人的にはいまいち消化不良だった偏愛マップとマインドマップについて考えて見るべく、テスト中。どういうものなのかは下記URL参照。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070625/275770/

というわけで、羽田で次の本を買ってきて飛行機で読んでみた。

ザ・マインドマップ


なんかさー、面白いしいいことがかいてあると思うんですよ、もしこういう考えに触れたことがなければすごく実用的だと思うし、目的に向けて良くかかれていると思う。

でもなんか、もんのすごく自己啓発書っぽいんですよね。それも現世利益型の、会社研修とかで使うタイプの自己啓発。そこのテイストの部分でなんかシンプルに読めないんだねー。何ページがにいっかい引っかかっちゃう感じ。

「このように芸術的なマインドマップになるのです」とかさー、はーそうですかー、って感じなんだよなー。

なんかもっと素直に、「絵を積極的にガンガン使って、色や線で表情豊かにノートを取るとすっげー分かりやすいよ!楽しくね!?」っていうようなノリで十分なんじゃないかと思うんだけど、ねえ。

まあしかししんぷるに、この手の「ポジティブ」に覆われた文章を読むのが苦手という私の問題かもしれん。ま、ダイヤモンド社だしな。

で、そのあと、FreeMind 使って今やってる仕事整理してみるんだが、なんというかこれがあんまり楽しくならないってのはやっぱ仕事に活力がないんだろうなー、とか思った。現状の認識には役に立つわな。

開発依頼する側の極意

受託開発の極意 ~変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法 [WEB+DB PRESS plusシリーズ] (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)


読んでみた。別に当面受託開発業に参入する気はないのだが、開発を依頼する側にはなるので読んでみたんですが。

まあ割とこう、単にお手軽プロジェクトマネジメント入門編として読んでも結構面白かった。漠然と自覚なくやってることでもメソッド化して名前をつけて書かれるとなんかその気になってくるから不思議だ。

正直まともに開発やったことないから、見積もりとか工数計算とか超わかんないので、割と実用的でもあった。

まあ、よろずITシステム関連のお仕事を何らかの形でやっているなら、ちょっと読んでみてもいい本かと思った。何よりお手軽に読めるし。


ウチのシステムだけじゃないところが痛い

割と頑張って夜の打ち合わせに出ていたら具合が悪化しましたがなんとか快復中。

ところでGWのヒコーキで寝る間に読んだ。

ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学


いかにプロジェクトがgdgdになるか、それにあたってSEというお仕事を担当される方々の特性がどう左右するのか、など、非常に良く書かれているとは思うんだけど、基本的に「どうダメなのか」をシニカルに書いてあるだけなので、こう。。。

いやなんつか、すごくもっともな事しか書いて無くて、もし本当に業務システム外注に出してはじめて「どーなってんの?」と思っている方面の方が読んだら、納得いくかもしれないけどたぶん納得するころにはもう手遅れというかなんというか。。。次回作に期待しましょう、みたいな状態になってんじゃねーかという気がするし。

なんだろうこの読後感のすごく納得いく感じと全然納得いかない感じの共存は。

基本的に僕が今「オタ的シニカルさ」をなるべく乗り越えようとするステージにあるから、このシニカルなテイストはイヤなのかもしれないとも思った。あと一歩ファクトが薄かったら、ただシニカルなだけだからな。そうなったらこの本ただの中2病の変種に成り下がってただろうし。

そもそもそのシニカルさに慣れる事自体がある種日本で情報システム外注するよーな場合に慣れておく必要があるテイストだというメタ訓練も含まれているのかもしれません。

鉄道復権

やっと例の「鉄道復権」東洋経済を買ってペラペラざっと読んでみた。

んー、これはすごいな。なんでこんな力入ってるんだろう。でもシンプルな話、道路特定財源の話がこんだけ騒がれてるのに、この程度の「現代鉄道常識」が鉄道趣味紙以外でまともに取り上げられて無かったってのも問題っつや問題よね。

貨物モーダルシフトもLRTも三大メーカー+韓国ロテムの話も一通り入ってるしなー。

三井物産の鉄道機器リースの話は、もうちょっと大きく取り上げて欲しい感じがしたけど。ヨーロッパの上下分離と組み合わせた動きとしては非常に面白いからなー。

あとやっぱ、道路特定財源の話と絡む話として、ヨーロッパでの公共交通機関に対する補助金スキームと日本の違いをもうちょっとつっこんで欲しかったなー。週刊東洋経済なんだし、もうちょっとお金の話が必要なんじゃないかという気もした。 続きを読む