大連

大連に行ってきた(2) - 中山広場にて

前回上海行った時からなんかおかしいと思ってたのだが、Google Map の中国エリア、地図と衛星写真がずれている。GPSのログデータと一致するのは衛星写真なので、地図データがズレているとしか思えない。

中国の測地系が世界測地系とズレてるってのはまあ普通にありそうだし、別に殊更中国が悪いわけでもないのだが、Google Map は原則世界測地系なわけで。Google Map 側で地図データに何らかの補正か変換をかけるべきなんじゃないかと思うんだけど、なんでやってないんだろう? 法律で中国の測地系はXX、とか決まってる可能性もあるしなあ、とかいろいろ考えてみるが、正解は何なのか誰か知っていたら教えてください。

というわけでせっかくPicasaがMaps連動して表示してくれますが、だいたい2-3ブロックぐらいは余裕でずれてるので、そういうもんだと思ってください。以下の写真は中山広場のど真ん中で取ったモノで、衛星写真で見た方が正しいです。

というわけで満鉄館行く前に散歩した中山広場。これはなかなか感動しました。後ろににょきにょき高層ビルが建ってるとは言え、写真で見た昔の大連大広場そのまんま!

横浜正金銀行(現横浜銀行)大連支店が!

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

ヤマトホテルが!

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

すげー。あまりにもそのままだ。

ヤマトホテル、じゃなくて大連賓館は50元で見学できます。ここも僕一人に日本語できる案内員が一人ついてくれました。

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

ヤマトホテル屋上から。

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

実に興味深い。

大連に行ってきた(1) - 満鉄を見てきた

木曜日から月曜日まで、大学のお仕事(のハズ)で大連に行ってきた。(2)以降があるのかどうかわからないが、とりあえず(1)。

大連と言えば満鉄(南満州鉄道、みんな満鉄パシナは知ってるよね!)であるので、大連満鉄旧跡陳列館なるものがあることを知ってしまったら行かないわけにはいくまい。

実はネット上の情報が少なかったのでまず施設紹介を頑張って書いておくよ。

以前は限定公開だったそうなんですが、2009/8/1から一般公開されて、公開時間ならいつでも誰でも入れるようになったそうな。

開館時間: 8:30-11:30, 13:00-16:30

電話(直接): 62628054

電話(日本語OKだって): 13840936879

って玄関に書いてあった。

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

場所は中山公園から、魯迅路を5分ぐらい行って世紀街とぶつかる手前あたりです。路面電車だと大連駅前から5つめの世紀街の停留所降りて2分ぐらい。大連鉄路局(旧満鉄本社ビル)の、鉄道関係の組織が入ってる建物の片隅にあります。住所がわからんが、地図でポイントすると、ここの大連鉄道有限責任公司があるのと同じ建物だと思う。

建物はコレ、に厳密には写ってないけどこの建物を含む、広場の右側。

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

旧満鉄経営時代からの車輛を徹底修復したレトロ路面電車に乗って、旧満鉄の施設に行けます。すごいぞー。

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

入場料は50元です。結構取るなあ、と思ったけど、僕一人に日本語が喋れる案内の人が一人ついてきたので、まあそんぐらい取ってもいいかなあと思った。

見れるのは、写真パネル展示のある部屋と、旧総裁室とそのとなりの秘書室、金庫、お土産店。

撮影禁止だったのでとりあえずホールの写真でも。

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

施設全体、なんでも最近各所で使ってた机だの椅子だのを引っ張り出してきたら普通に揃っちゃいました、みたいな感じで妙にリアリティのある調度品類が揃ってて、なかなかイけます。

旧満鉄の案内とか看板とかも、パネル室に展示してあって、なかなか感激。パネルの写真は正直、軽く満鉄マニアな私にはさほど目新しいものはないんはいえ、鞍山製鉄所とか周辺事業も含めて、満鉄の概要を説明員つきで紹介してくれるので、割と楽しめると思います。

当然ながらパネルには、微妙に「植民地支配の圧政を暴く!」みたいなのも含まれてるんですが、日本人に説明するのが面倒くさいのか、説明員のかた方、軽くスルーしてました。

あと、機関車の説明、一個逆に説明していた(機材名はあってるけど、輸入機と国産機の説明が逆だった。)。

お土産屋は、旧満鉄ロゴ入りの本物の食器類だのバッジだのが売ってる。というか、本物しか売ってねえ。レプリカグッズとか売ってません。

ところで、実はここに行くのに一波乱ありまして。。。

地球の歩き方を見たら満鉄の話が載っていて、これは行かないわけにはいかない。と思ったんだけど、開発著しい国の旅行ガイドにありがちな事態として、現状と大分ズレてしまっているようで。

まず、「大連東北国際旅行社」に申し込まないといけない、と書いてあるんで調べたんだけど、地球の歩き方に書いてあるURLは潰れてるわ、電話かけたら番号ありませんと言われるわで、問い合わせようがなかった。倒産か?とか思ったが、結論としては素で全部変わってたせいらしい。

致し方ないので、ダメ元で、中山広場への散歩ついでに直接、地図に書いてあった場所に行ってみたんですよね。そしたら空いてた。聞いてみたら、前述の通り8/1から一般公開したとのことで、結論としては直接行ってもOKでした。

別の場所に、あじあ号の流線型機関車として有名なパシナ型機関車もあるとガイドに書いてあったので、陳列館のみなさんが日本語できるのでついでに見に行けないか聞いてみたんだが、こちらの方は一般公開はしてないそうで、大連東北国際旅行社に問い合わせが必要とのこと。で、現在の正しい電話番号を教えてもらった。

電話かけてみたが、日程的にガイドしてくれる日が無理らしく、致し方なくあきらめる。

後で、詳しい案内でも聞けないかな、と思って、大連駅横の大連東北国際旅行社のオフィスに直接行ってみた。

というわけで現在の正しい「大連東北国際旅行社」の連絡先は、

http://www.dlne.com.cn/

Tel: 39902007 (日本語OK)

だそうです。中国、どこからが市内局番なのかさっぱりわからないのなんとかならないんでしょうかしかし。

とはいえ、このサイトからリンクされている日本語の先は結局地球の歩き方に載っている、潰れたサイトなので、中国語の情報しかありません。電話は日本語OKです。メアドも聞いてきたんですが、新人さんがカタコトの説明ついでに個人アドレスを教えてくれたので、ここには書きませんが。

送信者 2009/09/10-14 中国 大連

パシナ号は大連空港近くの庫にあるとか。次回大連訪問の機会があったらは、送迎ついでに見せてくれるように頼んでみようと思う。

あとそういえば、旅順は最近外国人に全面開放されたらしい。けどまだ、公式に個人ベースでも行っていいのか行ってよくないのか分からないらしく、現地案内してくれた中国の先生が混乱気味だったので、とりあえずこちらも次回行けたら行こうと思います。

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