噂の通りの鉄塔小説で、印象深くはあったんですが。最後の一章がなあ。
まあ最後の一章全体はともかく、最後の段落がとにかく最悪なんですよ。それはねえ、あり得ないし、あっちゃいけないし、とにかくダメだと思うんですよ。
システムの社会への投影として鉄塔があって、その影への偏愛が興味深と思って読んでたんだけど、最後それじゃ台無しじゃん!
まあ、それがその小説の世界観なんだと言われればそれまでなんだけど。私の世界観とすりあわせて読んでいたら、最後決定的に違ったみたいで、だいぶ残念な感じがしました。
まあでも、そこに至る過程はちとウザいけど面白くはありました。
書評
プレゼンテーション Zen
著者:Garr Reynolds
販売元:ピアソンエデュケーション
発売日:2009-09-07
おすすめ度:
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を読んだ。
大変面白く読了はしたが、「別にzenとかどうでもいいっていうか、シンプルで必要なものだけ厳選したら、Zenとかそういう部分いらないんじゃね」とか思わなくもないが、まあそこらへんを肉付けするにあたってZenとか言っちゃうあたりのテイストも含めて読む本でしょうけれども。
元々この本でやってるよーなプレゼン手法を最近断片的に意識してやってるので、すんごい
What's new があるわけではないんですが、まあ面白かったよ。
なんかもちっと書こうかと思ったけど「別にZenとかどうでもよくね?」って書いたら満足しちゃったからもうおしまい。
中学生の時に文革というものの存在を聞いてから、ずっと「知れば知るほどなんだか分からなく無くなっていく」文革。
基本的にインタビュー本なので、文革に対する基礎知識は別の本で読んでらトライした方がいいかと思いますが、文革を概要で知ったときに誰しも脳内に浮かぶであろう「いったい当事者たちはどんな状況で何考えてたわけ!?」という疑問に対する一つのよすがとしてはかなり興味深く。
あと、当時の「造反」対象となったところの当時の南京大学学長、学校建設方針とか非常に興味深いんですよね。労働と学問の共存、全然できてなかったらしいけどその理想像は興味深い。私からみたらそんだけでもうもの凄くいかにも共産チックなのに、それが保守的だって「批判」されて「打倒」される。なんなの。
文革当時の話だけでなく、文革がどう後の民主化勢力につながっていくのか、とか、中国におけえるウソをつくことの意義とか、非常にいろいろ頭脳の体操を要求されるエピソード満載で、興味深いです。
なんか疲れきっていたこともあり、GWは、仕事してたのとちょっと実家帰ったりしてた以外は、絶対臥褥気味に寝ていた。んでまあ、起きてる間はマンガ読んでいた。というわけでマンガログでも書いてみるよ。
このまま上手く回すと、メンタルにひどくディープな話にできそうな気もするが、まあそこまでは回さないでライトウェイトに進めるんだろうなぁ。
マンガの登場人物として描かれていた人物が実在で、しかも結婚とか大分不思議な気分にさせていただきました。
こいずみまりマンガは不可解な実世界とのリンクが多く〜、っていうかこれ読んで熊本までラーメン食いに行ったりしてる私の勝手なんだが〜、今回も横浜〜平沼間の描写とか妙にリアルで、ってまあ当たり前なんだけど、不思議な感じ。
何はともあれご結婚おめでとうございます。
下記引用の名フレーズはここからでしたか。
「人のやる事なす事に『中二』とか言って悦に入ってる連中が一番何も作り出せない層なんだよ!バーカ!!」 ― 119ページ
ま普通に面白いんですが。
ところでなんてこたぁない内容なんだけど、これ、この前の都条例案で言えばアウトだよなあ。小学生を性的対象、しかも近親相姦といった変態性欲の対象として描いている、よなあ、と。
あまり盛り上がりなく終わるのかと思ったら、意外な策でgdgdなまま盛り上がっていって面白かった。
日本におけるブラックボックスとしてのインドの利用はいつまで可能か、みたいな。
そういえばこれ、連載時に読んでたなー、と七年前のうすーい記憶が蘇るような蘇らないような、その程度の記憶があるようなないような。
作者が後書きで書いてる通り、設定と社会的文脈が七年でズレてる事がどうにもこうにも、どう考えるべきなのか悩ましい。どーしても若干古い感じがしてしまうのは否めない、かなあ。
ちなみに上記一冊を一昨日買いに寄った渋谷TSUTAYAで、知人の某マンガとか音楽とかお笑いとかの情報サイトの中の人と偶然お会いして、会社に誘われる。こんなGWを過ごしている途中だったので若干惹かれたりもしつつ、まあちと今やめるのはつまんないんで、的な。2.5年前なら乗ったと思うけど。その後 Wired Cafe にてなんとなく昨今の若者〜アラフォー文化事情について雑談。
片手間に読んでたので全部読むのに半年近く時間がかかってますが、新年一発目の出張に行く途中のTG641機内でやっと上下巻全部読み終わった。新書で上下分冊というやり過ぎ感を著者も反省していらっしゃるようなのだが、そりゃまあ、第一人者がこんだけ「大学が誕生するまで」について気になっている諸々を書いていたらこの分量にもなりますよねえ、という内容。
それにしても充実した内容で、およそ「大学というシステム」について一度でも興味を持ったことがあったら、非常に面白い本だし、読んでおくべき本ではないかと。取り扱っているのは大正末期ぐらいまでの、1930年体制前までの話だけれど、出てくる議論がいちいち、今も似たような議論していているよなー、という感覚に満ちあふれていてすごく興味深い。あとがきの次の言葉が、正に読後感とも一致しているのです。
「『不易流行』という言葉があるが、大学改革とそれがもたらす変化という「流行」を追っているうちに、「不易」の部分、つまり改革の対象とされている我が国の大学組織や、高等教育システムの基本的な構造は何か、あらためて気になり始めたのである。明治の初めから数えても、150年に満たない大学・高等教育の歴史である。きわめて現代的な改革問題の多くが、その短い歴史のなかにルーツを持っているのではないか。現代的と見える問題の多くが、実は歴史的な問題ではないのか。」
本文では、明治末期〜大正期の、<(旧)専門学校>の<(旧)大学>への変換に至るまでの諸々の議論が紹介されていて、例えば次に示すような様々な話題が出てくるわけだけども、これら全て個人的に自分が巻き込まれているシステムの問題としてとても現代的な問題であり続けてるわけですよ。
例えば、大学の社会的役割について、「ドイツ・ヨーロッパ・モデル」vs「アメリカ・アングロサクソン・モデル」のモデル的対立とか、面白いんだよねえ。SFCの修士あたりがいまいち研究についてはっきりしない感じとか。専門性って何、とか。うちの大学なんて経営経済学部単科で今年まで大学院もないんだし、なんで "University" なんだよ "College" じゃん、と思うといった話題は、ああ、この頃から続いているんだよなあ、とか。
はたまた、今で言うところの国立vs私立の関係や、大学間序列の発生について。特に私学関係者にとっては、実質的に裾野を支える形になる私立セクターの役割、一方で常時私立セクターにはリソースが足りないという歴史の繰り返しはあまりに構造が変わってないので興味深い。微妙な気持ちになりつつも塾員の端くれとしては、慶應・早稲田ってのはほんとたいしたもんだよな、とか。慶應・早稲田がなかったら国の形がずいぶん違ったように見える。
全入関係で言えば、厳しい入学試験で学力選抜が行われる事は、供給量が入学希望者より少ないから成立する話なんだよなーといった、時代時代における、大学入学希望者と供給量の関係。他にも、理系・文系の成立であるとか、大学における外国語の役割とか、大学関係教授会自治システムの成立であるとか、停年制成立前の老教授たちによって新陳代謝が起きない帝国大学、等々。
ことごとく、今自分が議論したり巻き込まれている、大学に纏わる諸問題の原点がこの本に出てくる感じすらある。
私はこの2年ほど、嘉悦大学でカトカン学長の手下として、こぢんまりとした大学ながらも学内的には結構アグレッシブだと自認している改革をお手伝いさせていただいている。いわゆる「全入時代」に、倍率1.x倍程度で、大学として成立するかなりギリギリの線で踏みとどまっている状態を、いかに充実させていくかを日夜考えているおります。そういう状況で大学の運営委員会や新しい大学院の設立準備会議の末席を汚してみていると、「システムとしての大学」、「どうして大学はそういうものだとされているのか」、にどうしても興味が沸くんですよね。
また、その前の職場であったところの慶應DMC機構は、学部や大学院と切り離された研究所というかなり特殊な組織で、というのも元々が国立大学の構造改革に伴う補助資金を私立大学にも拡大させたという資金を獲得して設立されたという由来などもあって、何かと改革を要求される時限立法の組織だったので、これまた「大学って何?」という疑問をずっと考えざるを得ない場所でした。また、そもそも出身学部・大学院が所謂大学改革の旗手であるところの慶應SFCで、学際的研究なんてことをずっと言われていたりもしておりまして。だいたいさかのぼったら父親が大学教員だしさ、子供の頃から大学の研究室や大学の学生さんたちと触れてたし。毎年元旦は父の研究室の新年会が家であったのよ。親戚の集いでは父親と叔父さんが文科省にグチ言っていたのよ。
だいたい今この飛行機乗ってるのも考えてみればベトナムの大学の充実の支援とやら、なんで、余計なお世話なような気もしつつ、日本だけじゃなくて世界的にみて「大学ってどういうもの?」ってどうしても考えちゃうんだよねえ。
そしてまあ、いつも「自分の研究」を二の次にしてしまう私、といった問題もありまして。
と、割と大学入学してからこの方ずっと、「大学とは一体何なのか」について、おそらく一般的な伝統ある大学機関の出身・関係者よりも、皮膚感覚として考える必然を、背負わされたというか背負っちゃったといいますか、そういう者として、大変興味深い書籍でありました。
全体には not so bad な小説だとは思うのだが、どうにも、いじめの描写を読み続けるのが辛く、それなりに美しく深みも感じるクライマックスとエンディングとはいえ、「頑張っていじめの描写を読んだ我慢」に見合うかというと微妙だったので、あまり評価は高くないです。また、女子いじめられ側(コジマ)の人物造形が微妙。
もちっと若い頃に読んだらもちっと評価が高くなったかもしれない。でもある程度から、不条理の描写を敢えてされても、不条理に纏わるもろもろから得られるものより、ネイティブな拒絶感の方が強くなってしまっているのでつらいです。別にそこが大丈夫な人ならそれなりに面白いと思われます。
なんとなくすぐに買わないで楽しみに取っておいたんだけど、今日買った。
おいなんだこれちょっと待て素晴らしすぎないかこれ。なあ。ちょっと。ていうか結婚して。
最近思いの外結婚(リアル)が良い物であることを知ったので、二次元の素晴らしい女子を見ると結婚したくなります。
さんこうしりょう>
最近一時期ほどひどくなくなったけど、「テレビになんでもかんでもテロップが入る」のが極端になって、TVのバカ化の象徴みたいに言われてたことあったじゃん。
考えてみれば、「文字で説明するのがバカでも分かるようにするため」っていうロジックというか、価値観というかなんというか、の、転倒具合ですごいなと。
近代社会においては識字率≒文明度≒非バカ度、ってことになってたのに、識字率ほぼ100%の社会においては、テロップの文字で映像の内容を目地的に説明してあげる事は、バカのためになりました、と。
などという事をふと気が向いて手に取ってみたマクルーハンを読んでいて思った。メディア論の方は読むのめんどくさいのでこっち。
マクルーハン理論―電子メディアの可能性 (平凡社ライブラリー)
著者:マーシャル マクルーハン
販売元:平凡社
発売日:2003-03
おすすめ度:
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行きつけのブックオフの直近にゼミの学生が住んでいることを最近知ってちょっとドキドキしたりする夏の一日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この一ヶ月ぐらい?で読んだマンガについてなんとなく書いてみる。
なんとなく興味深そうなのだが微妙に絵柄で避けてたんですが、ブックオフ100円コーナーで一巻目見つけたので買ってみる。思いの外面白かったので新書・古本合わせて4巻まで一気に買う。
「なんとなく周囲を振り回しつつタレントになっちゃう話」って結構好きなんだよね。TO-Y の魂百までか? 安達哲のキラキラとかね。
つぶららは、暗いエピソード(いじめっぽいのとか)が全然ないのが良かった。最後まで明るくて暢気な話。
TO-Y 1 (少年サンデーコミックスワイド版)
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次行こう。
たいして要らないのについ限定版に踊らされてしまう。。。
内容は鉄板。「飛翔」が好き。
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シュガーはお年頃 3 (ヤングキングコミックス)
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最近の二宮ひかる作品の中では一番好きだったんだけど、なんとなく不完全燃焼のまま終わっちゃった感じ。これはこれで味があるといえばあるけどねえ。まあでも、無理しないでこれがいいのかね。
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数学ガール 下 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
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もうちょっと楽しめるかと思ってたんだけど、いまいちしっくりこないまま上下巻終わっちゃったなあ。なんか、ミルカさんの現実味のなさを絵がますます加速させてるような感じがしてどうも。萌えキャラのはずなのに萌えない感じ。
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これは昨今の新井理恵作品の中ではベストかも。勢いあるまま最後までとっちらかって話が進んでったけど、なんとなくそのまま勢いで楽しめちゃった感じ。ジェットコースター系話展開なんだけどあんまりキャラ設定が複雑じゃなくてついて行きやすい感じ。
作者がどの程度当初時点でこういうストーリーを想定していたのか分かりにくい割には、ああまあ、そういうテーマだったのね、的な。
なんかちょっと小池田マヤっぽい感じ?
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COPPELION 1 (ヤンマガKCスペシャル)
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なんかお前もしかして女子高生好きなだけなんじゃないかという気がしてくるリストではあるが、まあマンガなんで、高校生多いよなそりゃ登場人物。
コッペリオン。SFとしては設定が無茶な割には割と読めるのでなんとなく今のところ全巻制覇。「核の後の世界」はいつまでも魅力的な背景だよなー。
1巻からずーっとずーっとくだらねー!最高!と思いつつもう10巻か。
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エンジェル高校 3 (サンデーGXコミックス)
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登場人物というか制服かなり可愛いので気に入ってたんだが、まあ、話としてはこんなところで終わりでしょうか。設定展開させるの難しそうだしなあ。
というか恋愛ディストーションが読みたい正直。最近の作品はちょっと柔らかい話過ぎるというか寸止めが手前過ぎるというか...
のだめカンタービレ #22 (講談社コミックスキス)
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そろそろ自分が何巻まで読んだのかわからないステージに突入しているため、新刊なのかどうかいまいち不安になる。
みずほアンビバレンツ 2 (アクションコミックス)
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ヨネ子が出てきた!
それだけで割と満足でした。
次。
まあそうなるんだろうなと思ってたけど、ダイキチと、何よりコーキのお母さん超萌えなのでちょっと残念。5巻の女子高生りんの衝撃が大きかったので、6巻はふつうな感じ。
ここ一ヶ月ぐらいだとこんなもんだったであろうか。
超最高。ほんと素晴らしいよねコレ。
この一ヶ月だとこんなもんであろうか。
こんだけリスト書いておいて、制服女子萌えの要素がないのが、のだめとポテン生活だけであるという事実について若干反省しましたが、まあ、そんなもんだよねえ。
i江さんの映画紹介メールを見ていたらなんか無性に映画が見たくなり、レイトショーで「鴨川ホルモー」を見てきた。
遅刻して本編5分遅れぐらいで入ったのだが、マンガ二巻まで見てからいったので、まあちょうど話にはついていけて、かつ展開をワクワクしながら見てられる感じでちょうど良かったです。
鴨川ホルモー (2) (角川コミックス・エース 216-2)
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うん、なかなか良かった。
話がなんか破綻してるよーな気もしたけど(とりあえず神はなぜあれでOKなのかよくわからん)。
栗山千明は美女で怪優っていうなかなかアリエナイ立ち位置を確実にしていてすごいねー。怪優っぷりで荒川良々とタメを張ってるのがすごい。
でも栗山千明がどんなに凡ちゃんメガネでハナメガネ状にしていても、鼻高美人っぷりは隠しようもないので、「絶世の鼻美人」はどっちかっていうとこっちじゃないのという気になってしまった。
主演の山田孝之もなかなか上手いんですが、上二人の怪優っぷりにはかすむというかなんというか。
オニのCGは結構期待していた程度に可愛くGood。レーズンで回復シーンがもうちょっと欲しかった気もするけど。レナウン娘もうまく実現されていてなかなか。
ま、面白かったです。この人の、小説は読んだことないんだよなまだ。読もうかなあ。
品川プリンスシネマズに始めていったんだけど、なんかわりと劇場広いし、近いからレイトショー見に行くのにちょうどいいなあ。
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