海外旅行

ベトナムさいご

最後の打合せが先ほど終了。かれこれ5年近くに渡ってきたベトナムご奉公もこれで終わり。正直こんな長く続けることになると思ってなかったなあ。今パスポート数えたら、ベトナム入出国印が19セットあった。在住でも専従でもないのによく来たもんだ。

プロジェクト全体は目標達成ということだが、私の担当した仕事としては芳しいとは言いがたい成果と、私がいたおかげでうまくいったとは言いがたい成果ばかりで、正直中途半端すぎて、あんまりお役に立てなくてすいませんでした、といった感じではある。

とはいえ個人的には大変学ぶところの多い仕事ではあった。ありきたりな感想ではあるが、経済成長著しい発展途上国に時々やってきて経過観察できるというだけでもとても興味深く、衰退途上国日本や先進逸走国アメリカだけでは分からない事を肌感覚で多少なりとも学べたように思う。

ベトナムにくる事は今後もあるだろうけど、とりあえずこのオフィスは1月で撤収するそうなので、ここからの景色を眺めることはもうないんだろうな、と思いつつ写真を撮る。この季節のハノイらしい、どよんとした薄曇りの空。

関係者と関係者だった皆様、お世話になりました。

送信者 201112-Hanoi

社会のアーキテクチャと服飾

送信者 201112-Hanoi

毎度ながらもついにたぶん最後のご奉公で、ベトナム・ハノイに来ています。

今気温15度ぐらいで、ちょっと寒いのですがこっちの人は結構厚着です。お洒落も入ってるんじゃないかと思うのですが、結構厚めの上着着ている。

で気づいたんだけど、こっちの人ってロングコート着ている人が少なくて、厚着でもショート丈のジャンパーとかコート、ジャケットを着ている人が多い。たぶん同気温の東京だったら薄手のコート着ている人が多いと思うんだけど。

どうも、主要交通機関がバイクだから、ロングコート邪魔なせいではないかと思われる。

おそらく同様の理由で女の子のスカートもあまり多くない。最近増えてるらしいけど。

当たり前だけど服飾というのは社会の仕組み、それこそアーキテクチャーによって変わるんだよなーと思う一瞬。やっぱり、東京の人は電車移動を前提にした格好をしている。

今年の春~夏の節電キャンペーン時に、エスカレーター・エレベーターが封鎖されて困ってるキャリーバッグを持った人を良く見かけるなーと思っていて気づいた事があって、おそらく、東京でキャリーバッグがここ数年利用者が増えた理由って、バリアフリー法が施行されたからんだよね。

バリアフリー法でエスカレーター・エレベーターの設置義務・設置促進 → 主要駅・主要箇所にエスカレーター・エレベーターが普及 → 車がついたものが動きやすくなる → キャリーバッグが使いやすくなる → キャリーバッグを持った人が増える

という理屈。正直、ハノイ(そもそもハノイは歩くのが面倒だが)や、台北(台北は公共交通機関はバリアフリーがそこそこ進んでるけど、歩道の段差が多い)でキャリーバッグ持ち歩くのってそんなに便利じゃないと思うんですよ。

私たちがなぜこういう服飾をしているのかは、当たり前だが社会のアーキテクチャに従ってそういう服飾をしているわけなんですよね。

とはいえ、例えば日本含む東南アジア全体でのスーツ+ネクタイスタイルに関しては、服飾に合わせて社会のアーキテクチャ改造してるような気もする。

US旅行(2): NEXUS One で Google Maps Navi

ベイエリアにいる間は妻の車で移動してたんだが、すっかりナビは Nexus One 上の Google Maps のナビ機能で移動。

いや、よくできてんだよねー。Garmin とか、Hertz の Never lost とかより断然いい。地図は普通に見やすいし、音声案内も全く問題なく聞こえるし、リルートがなんかものすごく迅速だし。

音声入力で場所指定するのも実用レベルでできる。試した限りだと "T-Mobile Mountain View" とか "Computer History Museum" とか "Fry's electronics" とかはこの私の訛った発音でも、音声入力で行けました。サーバサイドソリューション最強。

EZ助手席ナビとどっちがいいかというと一長一短ある感じだが、とりあえず画面がでかいのと音声入力が使い物になるのと、リルートの早さは Google Maps の方が上だと思った。

逆に言うと一長一短程度の差しかないけど Google Maps は無料。いくら日本の道がややこしいと言っても、本気出して日本語版出されたらかなわないんじゃないだろうか。どうせEZ助手席ナビその他はスマートフォン対応遅いだろうし。

最大の問題はデータ定額プランの携帯回線がいることで。データローミングでナビなんて怖くてできないし、一人で車借りてた時は致し方なく妻の電話であるところの Nexus One も一緒に借りなくてはならなくて若干困ったもんであった。

US旅行(1): シアトルのイミグレーションで怪しまれる

妻の単身赴任先であるところの Mountain View に行くべく、アメリカに久しぶりに行く。という気分で行ったら、全然久しぶりじゃなかったことが後で問題になるのだが。

これはとりあえず久しぶりのUAに乗って...と思ったけどこれも去年3月に大西洋線乗ってたっけ。Seattleへ。前日晩にオンラインチェックインで Economy Plus を一万円出して買ったことを呟いたら、素敵な後輩がUAの System Wide Upgrade を奢ってくれてCクラスになったのだが、一万円は返金不可だった。しょんぼり。

777-200なんで機内はまだ新しくなっておらず、シート液晶は小さいやつでコントラストも低い。最近のエコノミークラスのシート液晶の方が見やすいぐらい。それで「かいじゅうたちのいるところ」を見たところ、画面が全般的に黒い映画のためなんか黒っぽい物が全体にうごめいている映画になってしまい、話はともかくなんだか映像がよく分からなかった。

送信者 2010/02/24-03/02 US CA Seattle+Bay Area

シアトル到着。イミグレーションの係官の英語が聞き取りにくくて、2回ぐらい聞き返したら通訳のおばちゃんを呼ばれる。敗北。

で、最初私は英語で "Visiting my friend" というような事を言ったのですが、日本語で聞かれたときは妻のところに行くと言ってしまったわけですよ。するとまあ、なんでさっき友達っつってたのに今度は妻なんですかなどと突っ込まれる。あ。しまった。

しょうがねーじゃん!今は妻だけど長いこと友達だったんだから!英語で妻って言ったことなかったから、英語モードの脳内では本当に友達だったんだよー。

というわけで明らかに怪しまれ始めて、質問が増え、今度は前回入国したのいつだと聞かれる。前回サンフランシスコ言ったのは一昨年だなあと思ってそう答えたら、「記録と違う!」と怒られる。あ、そういえば去年トランジットで入国してたわ。しょうがねーじゃん! トランジットでUSにいたの数時間で空港から出てないんだから。ぱっと聞かれたら一昨年の記憶が。

というわけで完全に「なんか変」モードに入られて、なんか赤い紙をパスポートにはさまれてあっち行け、赤い矢印を追って一番端に行けと、特別レーンに送られる。

特別レーン待ち行列シートでグリーンカード無くしたおばちゃんと、しょんぼり順番待ち。

特別レーンのイミグレのおっちゃんはなんだか妙に陽気で、妻の名前と生年月日を言ったら、なんかむしろフレンドリーになってきて、「なんかそういう名前のコミックなかったっけ。なんかマッスルがどーの。」とかどうでもいい会話をし出す。あのもしかしてキン肉マンですか?キしか合ってませんよ? でもなんかとにかくフレンドリーなアメリカ人らしい対応というかなんというか。

しかし通常レーンでは無愛想な上にちょっと聞き返しただけで通訳つけるのに、特別レーンではフレンドリーだけど通訳つけてくれないというのは、何かどうなのよっていうか別にいいんだけどさ、何か納得いかないっていうか逆じゃねとか思うんですけど、まあいいや。

というような経緯の末、全体的に敗北感を抱えてUS入国。

2泊2日韓国+福岡乗り物オタ旅行(2)

韓国旅行2日目。

ソウル駅発朝7:45のKTXで釜山に向かう。KTX乗ったことなかったんでな。

それほど高くなかったので一等車使ってみた。無線LANが無料で使えるのでカードもらって使おうとしたが、ActiveXが使えないとダメっていう例のクソ韓国仕様で(ちなみにKTX予約サイトもそうだった)、iPhoneだと使えんかった。

車内弁当食べてみた。割とうまかった。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

一応300km出てた。でも南の方はまだ新線できてないから、最初の半分以下の時間しか300km出してなかったなあ。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

車窓は冬の東北本線あたりを旅行しているような気分になるものでした。ま、そりゃそうだよな。

というわけで釜山に10:40ごろついて、14:00の船に乗るまでちょっとだけ釜山観光。

しかし本日、何も考えないで来たら旧正月な上に午前中だからか、どこも全然人がいないんだこれが。

国際市場はこんなん。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

チャガルチ市場の水産市場ビルはお休み。

というわけでなんだか寂しくなる。ガイドに載ってた中で一応やってたお店であわび粥を食べました。ま、普通に美味しかったです。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

竜頭山公園。旧正月のためか、韓服でおしゃれした子供がいてかわいかた。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

韓国ではSK MobileがAndroid phone を売り出し中らしく、KTXの車内でもAndy が踊るCMを流していた。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

んでまあ、釜山港国際旅客ターミナルへ。JR九州フェリー BEETLE 2 で福岡に帰ります。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

約3時間ほどの航海。しかし、冬の日本海3時間も航海しても、小さいジェトフォイルで機内設備もほとんどなく、そんなに面白いもんでもなかった。

することがないのでどこから日本の電波取れるかなー、とずっと携帯いじって Foursquare とか twitter で遊んでいた。対馬の島影が見えるころから使えるようになったので、Foursquareに船の便名登録しておいた。

海洋生物保護のため徐行し、定刻より10分遅れで到着。つうわけで福岡夕方着。

福岡からの夜便が空いてなかったので、福岡で一泊した。日曜のため、最初にいった店は閉まっていた。焼きラーメン食べに調べた屋台にいったら、雨のせいか閉まっていた。適当に入った店でラーメン食べたら、ゴマのフタを間違えてぶちまけてしまい、表面が完全にゴマで覆われたラーメンを食べるハメになった。

しかし、明洞や釜山ではすごい勢いで日本語だらけかだなと思ったが、福岡帰ってきたらなんだか中国語と韓国語を良く聞く。まあ、そういう地域に着々となってんな、とふと思った。基本的にはいいことだよな。

月曜朝一の羽田便は90%以上スーツでした。そのあと家で風呂入って出勤しました。

2泊2日韓国+福岡乗り物オタ旅行

そういうわけで妻は単身赴任に旅だってしまったのだが、新婚旅行のチケットの最後の区間が余っていて有効期限が今月中だったので、一人で使ってきた。福岡-ソウル間。つうわけで韓国に行く。

ソウルツアー19,800円のご時世、まあ費用面とか考えると別に使うメリットはあまりないんだが、飛行機→KTX→フェリーで韓国行くのを一回やってみたかったのでチャレンジしてみた。

というわけで今回のまとめだ。

  • コンセプト:乗り物にいろいろ乗る。
  • 反省点:旧正月の大晦日と元旦に行くのはいまいちだ

朝一のANAで福岡へ。福岡空港国際線はなんか使いにくいですなターミナル。国内線が使いやすすぎるんだが。9時前にはついちゃったんだが、12時ちょい前のフライトで、半端にすることがないのでラウンジに行く。しかしラウンジが窓がない閉鎖空間な上に小さく、まああんまり寝てなかったので1時間ぐらいソファー並べて寝ていた。

福岡→仁川はアシアナ航空OZ131便。隣に韓国人の立命館アジア太平洋大の学生さん。1年生だが、兵役のために1年帰るらしい。卒業まで猶予もできるらしいが、年上だといじめられるからやめたらしい。ソウル案内などしてもらう。

仁川着。仁川は何気に入国するのは初めてだ。前来たとき金浦だったし。というわけで新婚旅行に用いたスターアライアンス世界一周航空券は途中経由可能都市Maxまで使い切りました!最後一人だったけど!

仁川の手前では川が凍っていた。仁川は雪が積もっていた。寒い。なんでおれは2月なんかにソウル来てるんだろうと若干反省する。

ダウンタウンまでは、金浦空港まで開通してるAREX空港鉄道に乗ってみた。その後地下鉄で都心まで行ってみた。半端に開通して大赤字らしいAREXは本当にガラガラだった。地下鉄は本当に時間がかかった。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

とりあえずまあ観光しとくか、ということで景福宮(キョンボックン)に行ってみる。雪が溶けたり凍ったりしてドロドロだったり滑ったりして難儀した。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

何か旧正月企画でオンドル体験やっててくれたので体験した。床暖みたいだった(そのまま)

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

というだけで既に夕暮れ。機内で学生さんに勧められた通りに仁寺堂(インサドン)ギルに行ってみる。

サムジギル。表参道ヒルズみたいなグルグルスロープ状お洒落ショッピングビル。の中庭でトッポギ屋台を食べた。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

そっから数分南に歩いたところにあった、あまりに寒くて適当に入った喫茶店が、なんだか古い列車の椅子や駅の設備を使ってノスタルジックに仕上げた喫茶店で、なかなか良かった。あと写真に写ってる店員さんがメガネっ子で可愛かった。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

本当に鉄道とか気がつかず、適当に入ったんだが、外で見てみたら外にも踏切が飾ってあったりしてそれっぽかった。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

明日のKTXのチケットもらいにソウル駅に行く。ソウル駅にも上海EXPOハイバオちゃんがいた。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

ホテルはIbis明洞。TripAdvisorで一位だったんで試してみたんだが、まあ、立地条件は素晴らしいけど、一位取るほどでもないと思うんだがな。歯ブラシとか買わないとだし、バスタブないし(大風呂あるけど)、WiFiないし(有線あるけど)。

夜は明洞ふらふらしてみる。夕飯は明洞餃子で食べる。

汗蒸幕とやらを試してみるかー、と思って、なんか近所で一番小奇麗そうに見えた明洞汗蒸幕という店を試してみる。外で佐藤藍子がなんだかほほえんでおります。

送信者 2010/02/13-14 韓国+福岡

でもなんか、中はなんか古くさい感じで、汗蒸幕っていうけど単にTシャツ短パンで入るサウナだったし、サウナ混んでるし、アカスリはなんか屈強なおっさんに適当にゴシゴシされただけな感じだし、これで80,000W払うぐらいなら花小金井のお風呂の王様でアカスリ頼んだほうが幸せな気がした。

一日終了。明日はもう帰ります。

カンボジア日記(4-1)

早朝4:45起き、5:15発で夜明けのアンコールワットを見に行こうツアーに出かける。オプションツアー、車一台あたり20$、別に自分で乗り物拾っていけばいいんだろうが早朝なんで...

アンコールワットは正門が西側にあるので、ちょうど日照が正門から見て建物の裏側に出てくるんで朝日ツアーがメジャーらしい。暗いうちから数百人がアンコールワットにいるのでなかなか面白い光景ではある。ちょっとした初日の出会場みたいな雰囲気。みんな薄着だけど。

送信者 2009/11 Cambodia

池に写るアンコールワットの陰が印象的な写真になるポイント。

送信者 2009/11 Cambodia

完全方角軸なので、春分・秋分は正対するらしいが、結構ずれてたなあ。ま、夜明け前後でだいぶ雰囲気かわるんで、一見の価値はあるかな。

6:30過ぎにホテルに戻って、そのまま朝食食べる。ブランコシートがあるんだけど、出たり入ったりが多い朝ご飯ビッフェにはちょっと向かないかなあ。。。

あと1時間半ぐらい部屋でダラダラして、チェックアウトして出かける。

とりあえず本当は昨日の午前中に行くはずだったアンコール・トムの見学。一昨日の夜、暗闇にうっすら浮かんでいてびっくりした顔たちは、南大門への欄干にある乳海攪拌シーンの綱引き像だったことがわかった。これ↓

まずはバイヨン寺院。一昨日自分がどこでご飯を食べていたのかをやっと理解する。午前中ツアーのラッシュなのか、結構混んでて大変。昨日の修復中のアンコール・ワットの見学だと体験できなかった、寺院の立体構造がわかって面白かったが、混んでるので階段の上り下りがちょっと大変だった。4面顔がついてる塔が40個とかあるので、顔だらけなのだが、ガイドさんに「大阪の人はこれが京唄子に似てるといいます」と説明された。大阪のおばちゃん団体が似ていると騒いでいる姿が想像された。

王宮、象のテラス、ライ王のテラスなどを一通り見て回る。象のテラスを支えさせられ気味なガネーシャとガルーダが大変そうだなと思った。

ガルーダさん

車乗って30分強移動。ちょっとアンコールトム地区を離れたら、だいぶ田舎になって、周りは高床式住居と田んぼが続く。ほんとちょっと郊外になると昔からこんなんなのかー、って感じの村々になる。

途中、高床式住宅のご家庭にお邪魔させてもらう。家には上がらなかったけどその下から。道路側ではおばちゃんがヤシ砂糖を固めたものを売ってて(観光客がよく通るからだろう)、後ろの住宅では子供が遊んでたり。猫、犬、鳥、九官鳥と一通りペットを飼っていた。というか全般に猫・犬がものすごく多かったような気がする。エサあげなくても勝手に食べているのか、全体に裕福になってきているのか。電気がきてないので、代わりに使うというカーバッテリーの山がリヤカーに引かれて持ってこられていたのが興味深かった。

で、バンテアイ・スレイ到着。最近修復整備が終わった後だからか、付随サービスエリア的な所と、駐車場、入り口ゲートにトイレが非常に綺麗で立派。

赤土の道を駐車場から100mほど歩いて敷地へ。バンテアイ・スレイは赤っぽい砂岩で作られていて、アンコールワット・トム地域の遺跡より、レリーフが深めで細かい上、元の状態が綺麗に残っていて、またちょっと印象が違う感じで興味深い。ここも中心ブロックは入れないんだけど、全体に小さいし平面なので、中心部の彫刻類もよく見れた。

こっちの方がとにかく彫りが深くて立体的。

入り口前のサービスエリア的な場所でお昼ご飯休憩。Fish Amok in Coconut。inってなんだ?と思ったが、ココナツを容器にして魚カレーが出てきた。ま、正直おいしいというほどではないが、妥協点かなあぐらいのお味の料理でした。

つづく。

カンボジア日記(3)

深夜になってから、妻を追いかけるように体調が急変してきてどー考えても食あたり。上からも下からも液体物が流れてくる感じに。おまけにフラフラしてバスルームでグラス割って指切るし。散々。夜中にどんどん気持ち悪くなり寒気までしてくるなか何とか眠る。7時頃起きたら若干復活していたが、妻も具合悪そうだし、本日半日休もう。。。

ということで午前中は部屋で寝ていた。英語で事情説明するのがめんどくさくてお願いした日本人スタッフの方がいろいろしてくれて、大量の水と腹下しの薬を頂き、おかゆを部屋まで持ってきてもらった。

なんかいいホテルだ! Hotel De la paix はいいホテルでしたよ!(お世話になったので宣伝)

12時頃起きたら、まあ何とか出かけられそうだったので、午後は出かける。お昼はホテルのカフェでスープ。

幸い贅沢してチャーターツアーを頼んでいたので、不幸中の幸いで午前分がもったいなかったけど、一応午後は一通り回れた。

まずはアンコール・ワットに向かう。途中ゲートで三日間券購入。写真入り。USイミグレの簡易版みたいな感じのカウンタから伸びたWebcamっぽいので撮影して、すぐにカラープリンタでチケットが出てくる。

ついたけど妻の人が車酔いが重なったらしくだいぶつらいようである。

アンコールワット。お堀の橋がなかなか雰囲気作りになっていておもしろい。ゲートは真ん中が王様用、両側が庶民用と聞く。東京駅みたいだ!と言って妻にひかれる。

気温がそれほど高いわけでもないんだが、南国の日差しの午後2時はやっぱりなかなかきつい。

サルがいた。まだ人を襲ったりはしていない模様、っていうかニホンザルよりは小さい。

アンコールワット全体は、乳海攪拌(ヒンズーの創世神話←当然むちゃくちゃな話)の回廊と、第三回廊って要するに一番コアの部分ですな、が修復中のため見れなかったんで、全体的にこう雰囲気をつかむのが重視って感じというかなんというか。。。思いの外所々適当なのが興味深い。ガイドブックに書いてあったとおり、「見えない所は適当」っていうのがね。なかなか。あと、内戦時の銃痕とか、その昔の仏教排斥時の何かとか、むしろよく今まで破壊されずに残ってるよなあ、という気になってくる。

そういうわけでコアが見れないので周りから仰ぎ見る。確かになんでそんな高いところに水場が作れたんだろう、というぐらい仰ぎ見る感じで、そりゃあ観光客が階段から落ちて死ぬわい、と。バンコクのワットポーもそうだったけど、なんでこう急な階段つけるんだろう。仰ぎ見るため?

ちょうどもらったフリーペーパーに、「日本人の落書き」の特集が載っていたので、十字回廊で3つほど探してみた。まあ、そう読めないこともないかなあ、ぐらいですねやっぱり。しかしなんでこの回廊は各国訪問者落書きコーナーみたいになっていたんであろうか。レリーフがないから書きやすいからか?

ツアー予定だとこのアンコールワットの後はプノンバケンで夕日鑑賞、になってたんだけど、徒歩20分坂道あがる自信がなかったので、代わりにタプロームに言ってもらった。

途中車窓でタケウなどを眺める。タケウは作りかけで構造だけできて放置されていて、装飾ができない状態で放置されているんだそうな。

で、車で15分ぐらいでタプローム。タプロームはアンコールワットと違って、あんまり修復されずに、ガジュマルの木に乗っ取られるまま、いいようにされている状態が残っている仏教寺院で、また違った趣で面白い。

遠目の全景や細部の作りとしてはアンコールワットはすごいけど、雰囲気や光景としてはタプロームの方が印象深かった。うち捨てられて、熱帯の木々に乗っ取られた寺院の夕時の光景、みたいな。日本人に人気が高いってのはなんかわかるなあ。好きだよねこういうの。

ここも仏教→ヒンズー教になった歴史があるらしく、削り取られた仏陀像が目立つ。こんなの。

体調前回ではないので結構無理して出かけた(特に妻)なんだけど、結構楽しめて面白かった。

アンコールクッキーという超日本人による日本人のためのカンボジア人が働くお土産屋に寄ってもらって、ツアーデスクに戻る。ツアー終了。

ツアーコンダクターの娘さんは22歳で、日本語スピーチコンテストで優勝して日本に行ったことがあるそうな。12歳まで学校に通ったことがなかったんだけど、運よく学校に行く機会をもらって、飛び飛び級を繰り返して卒業して、今は夜学で大学かよって経済勉強しているとか。なんか、こういう子がいつかもっといい条件で働けるようになるといいなあ。出世してほしいなあ。

ツアーデスクで明日の予定を立てる。半端にコースをこなしたのでどうしたらいいのかよくわからなくなって混乱気味。

オールドマーケット近くのマッサージ屋バンコク本店の支店でマッサージを受ける。リフレクソロジーを受けたら、本当に足だけで肩とかまったくやってくんなかったんでちょっと残念。タイの足マッサージだからおまけの肩・首もはいるかなあと勝手に期待してただけなんだけど、ちょっと残念...

近隣をうろついてレストラン店頭を見るが、どうも食欲がわかない。ナイトマーケットにいってみたが、完全な観光客向けでお土産屋だらけで、いまいちピンとこない。ので、スーパーで飲み物買ってホテル帰った。

ホテルのカフェでハンバーガー食べて、ロビーの巨大ソファーでだらだらしたり、プール脇の小上がりでガイドブック読んだりして、ホテルを堪能する。いやなんかここいいホテルだねえ。高いけど、調子が悪かったこともあって、ここにしておいてよかった。いいホテルですよ!(宣伝)

というわけで明日は早い予定なんで寝ないと。

カンボジア日記(2-2)

シェムリアップ空港で頼んでいた車にピックアップしてもらう。ホテルまで20分ぐらいだろうか。

Hotel De La Paix。中規模のデザインおしゃれホテル。新婚旅行(3回目)なので奮発していいホテルにしたらなんか格好いいホテルだ! 日本人スタッフが部屋まで案内して部屋の使い方を一通りご説明してくれる。すごく丁寧。部屋のデコレーションもきれい。

一休みして散策に出かける。ベトナムのスケッチトラベルのカンボジア版らしい、クロマーツアーに寄って明後日のご相談。なんか贅沢になってきてガイド付き車チャーターしちゃった。や、まあ、大人だしね!いいよね! フリーペーパー版ベトナムスケッチのカンボジア版、クロマーガイドブックがあったのでもらう。このシリーズほんとよくできてるよなあ。

オールドマーケット近くのクメール・キッチンで遅昼ご飯。Amok(カレー)と、noodel soup。ま、比較的うまい。lemonglass tea がおいしかった。

近くの Senteurus D'Angkor というフランス人オーナーの雑貨屋とやらに入ってみたら、結構オサレな感じのシルク小物とか、ちょっとかわいい人形とかがある。ハノイだと、おしゃれ雑貨屋の商品は意外とそこ以外ではみつからないので、つい調子に乗って二人でx個、人形とかxyドルぐらい買って喜ぶ。

でもその後隣のオールドマーケットフラフラしてたらほぼ同じバックとか人形とか売ってて、しかもそれの言い値が雑貨屋の正価で、いや要するに大負け。たぶんちょっとがんばると半分以下ってことだよね。もしかしたらその店の商品が人気らしいからコピったのかもしれないけどそれにしても同じようにしか見えないといえば見えないというかなんというか、やっぱりトータルでx千円ぐらい負けてるような気がしてならない。

負けっぷりに二人で川縁でしょんぼりとたたずむ。

日本語勉強してるかわいい女子店員の店でインセンスセットとTシャツ一枚購入。なんかがんばって勉強してる感じだった。いい子だったけど値段交渉は強気だった。どーせ上記事情により大負けしてるんで、2,3ドルの負けなんて誤差だよ誤差!

全般的になんか乗り物もマーケットも、「値段聞いてとりあえず去ろうとする」のが割と有効なようだ。平気でいいきなり半額とかで声かけてくるし。

ホテルに戻る。

18時にTuktukで迎えにきてもらって、年に数回しかないのがたまたま今日だったので予約しておいてみた、在日本カンボジア大使館主催「アンコールナイト」というのに参加する。

アンコールトム内バイヨン寺院までTuktukで向かう。完全に日が落ちていてTuktukなので、結構寒い。半袖だとちょっとつらかった。途中の道のりは真っ暗で、バイクのヘッドライトだけだと不安になるぐらい。乗り出して空をみたら星がたくさん見えた。

まずバイヨン寺院をライトアップしてくれて、その前に披露宴会場みたいなセットを屋外に並べてビッフェ形式のディナー。腹の事情が夫婦とも微妙でなければビッフェにしては結構おいしかったであろう、クメール料理。腹が微妙なのであんまり食べず。

バイヨン寺院のライトアップは確かにきれい。昼間の姿を一度も見ずに、いきなり真っ暗闇を通り過ぎて寺院の目の前でライトアップ見るのもどうかと思ったが確かに綺麗だった。すばらしい。

その後ちょっと移動して、1時間ちょっとほどカンボジア伝統舞踊ショー@アプサラ寺院の前、を見る。正直時々微妙なヘタさが混じりつつもまあいろいろ見れておもしろくはありました。小学生ぐらいの男子が猿のまねするのがかわいかった。ちょっとうたた寝したけど。

ちなみにそういう主催のせいもあってか、全員おそらく日本人、アナウンスも日本語で、ほとんどツアー参加者だった模様。Tuktukなんかできているの我々ぐらいかいてももう一組ぐらいではなかっただろうか。

帰りもやっぱり暗くて寒かった。だいたい30分ぐらい。スーパー寄ってジュース買ってきた。

嫁の人がだいぶ腹がやられているようなので本日終了。バスタブにお湯張ってあったまってた。

ネットつながんねーなーと思ったらさっきから二回ほど停電。カンボジアだなあ。

と書いてたらもう日が変わったので寝ます。

というのを書いてから30分ぐらいたったら、妻を追いかけるように体調が急変してきてどー考えても食あたり。上からも下からも液体物が流れてくる感じに。。。おまけにフラフラしてバスルームでグラス割って指切るし。散々。

カンボジア日記(2-1)

朝起きれない。30分ぐらい起きれない。

なんとか起き上がって徒歩10分ぐらいの王宮&シルバーパコダに向かう。チケット売り場がすげートロい上に団体客のまとめ買いばかりでいちいち大変時間がかかって大変イライラする。買うのに10分ぐらいかかる。

というわけで王宮。よくKRに壊されなかったなと思うんだが...まあとにかくタイに比べると雑な感じはするが即位会場は割とちゃんとしていた。

シルバーパコダ。床板が純銀の板が敷き詰められているのでそう呼ばれるそうな。ほんとに純銀だったけど、銀ってすぐ曇るし、おまけに上に敷物敷いてるので(そりゃそうだ)、なんだかありがたみがない。これもやっぱりなんでKRに壊されなかったのか不思議な気がした。なんか仏像が全体に多すぎて収集ついてない感じ。

微妙に時間があまったので、tuktuk拾ってワット・プノン(丘の寺)へ。帰りまで待ってるって言うからtuktukに待っててもらった。

シルバーパコダとかより庶民的な感じのお寺。お参りジモティーも数人いる。ここの本尊より、後ろにあるペン夫人の像ってのが、リアルメガネはかけてるは、電飾で着飾ってるわのゴテゴテぶりで大変興味深い(写真と動画)。本尊もそうだが、電飾で後光を作る、ダーツの標的みたいなのを頭の後ろに飾っているのが大変日本人にはついていけないセンスですごい。そういえばタイのお寺にもあったような気がする。燭台にはクリスマスツリーの電飾みたいなのか飾ってあるし...

ガイドブックに夜間は治安がいまいちと書いてあったが、確かにホームレスっぽい、しかも親子連れっぽいホームレスなのか単に汚い普通の人なのか知らないが、が多くてなんか大変そう。本堂に登る階段は、足がない二人と手がない一人の物乞いにお出迎えされて、いや、大変だと思いますが私たちにどうしろと、というような大変複雑な気分になる。カンボジア、まだ2日目なのに、ほんとに手足がどこかかけてる物乞いの人を見かけるんだよなー。

象がいた。お金払うと乗れるらしい。

ホテル戻ったらまだ30分弱前なのにもう昨日のドライバーが迎えにきていた。いいドライバーなのか? ちょっと慌て気味にプール脇で朝食を食べる。コロニアルな感覚。

空港前の交差点が信号ってのがなんとも地方都市っぽい。空港の「Arrivals」表示の飛行機がかわいい。

何がしたいのかずっと眺めてる地元の皆さん(よくある光景ではあるが)を背にしてチェックイン。美術館の展示場みたいな通路を通って、何かと各国語で何かと挨拶してくれるヒマそうなセキュリティを通ってゲート付近へ。当然小さい空港で全く待たなかったので、ターミナルに着いてからゲートにつくまで10分ぐらいしかかかっておらず、小さいカフェしかないゲート前で一時間弱待ちぼうけ。国内線ゲートは2つしか使ってない模様。

カンボジア・アンコール航空コードシェア VN 9853, ATR52。ちなみにこの会社、VNと共同出資の初国営エアラインだそうで、それまでカンボジア、国内幹線飛ばしてたの、タイのBangkok Airways とベトナムの VN だけだったらしい。まあ、外人以外使わなそうではあるが。。。

ATR52なのでボーディングブリッジも使わず、地上から乗る。や、いいよね地上歩けるの。日本に比べると鷹揚だからフラフラして写真撮ってても文句言われないし。雨降ってなければ。

窓からは、噂通り水と陸の境目が曖昧な、川なのか湖なのか湿地なのか水田なのかわからない景色が続く。途中から曇ってきてちょっと残念。

50分ちょっとでシェムリアップ到着。近いなあ。シェムリアップも地上歩いてターミナルへ。なんとなく沖縄あたりの地方空港にでもいる気分。

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