なんかすっかりエセ教育者blogみたいになっておりますが、まあ許せ。

大学一年生とかに文章書かせると非常に気になるのが、「思いました」文体。全パラグラフの最後が「...と思いました」って終わってる感じのやつ。

どーもこの文体に違和感を感じるのだが、何故なんだろうと思いつつお休みで鉄道ファン読んでおりました。

鉄道ファンという雑誌、客層故なのだろうが、ティーンエイジャーの旅行報告を載せてることが多いんですよね。で、これが見事に「...だと思いました。」で終わる文章率が非常に多い。

というか、たいがいの読者投稿欄系で10代が「丁寧な文章を書く」と、過剰に「思いました」文体になる事が多いように見える。

たいがいの論旨展開は、

「...という事がありました/...という事を見ました」→「(私は)...であればいいなと思いました」

まあ一応、事実認識→提案ではあるんだろうけど、たいがい提案の手前に何の検証もないあたりがなんとなく不思議なんだろうか?

そしてまあいつも槍玉にあげるわけだが、やっぱり全般的に日本人の文章とか論理思考のガンは、「読書感想文」と「修学旅行の感想文」と「日記」を「感想」として書かせる事に由来しているのではないでしょうか。

どうしてそう思うのか、そう思うことの妥当性がどれぐらいあるのか、といった論理展開を引っこ抜いて、「なんかこうだった」「なのでこうだと思った」っていう2stepしかないの。だから、「と思う」程度の軽さでしか主張ができない。

何とかなんないのかね。

とはいえ、軽い文章なら別に「思いました」で終わってもいいんだけど、せめて全パラグラフが「思いました」で終わらない方がいいんじゃないかと思いました。