最近個人的に家で麻生久美子映画祭実施中。

カンゾー先生

出世作らしいですね。イヤ確かにこりゃ印象的ねえ。

坂口安吾も好きな私ですが肝臓先生って読んだことあったかな?話がとっても安吾らしい、諦念あふれる情けなさにあふれていて、ほんでまあ麻生久美子が、一昔前の文学っぽい「学がないけど行動に筋が通ってて<女性的な>強さがある」をとてもよくやっていてイイ。基本的に坂口安吾だしなんだかんだで男性目線で都合が良く、適宜にエロいのがうまくできてる感じ。


eiko[エイコ]

不幸な事ばかり起こるおしゃれ逆アメリとかなんだかんだで公開時あんまりいい評判聞いた覚えがないんだけど、期待以上に大変面白かった。

不幸な出来事の受け流し方の絶妙なバランス感がいいんだよなー、なんか。「納得いきませんが、大きな流れには逆らいようがないなあとりあえず」っていう表情の感じ。最後に幸せになるところの笑顔の良さと違和感の表現は、時効警察につながる良さがありますね。

最近の麻生久美子がお好きな方には後者の方がお勧めか。映画としては前者の方がやっぱりいいけど。