大学CIOフォーラムなんてもんを見てきた。一応CIOだからな!(名目上)

http://www.microsoft.com/japan/education/univ_cio/default.mspx

うん、期待してたより面白かった。パネリストは大手名門大なんで規模の大きい話なんで、予算規模も組織規模も圧倒的に違う中小私大に身を置くものとしては、直接参考になる話っていう感じは少なかったけど、視点の置き方みたいなのは参考になる話が多かった。

観客としては、国立大と私立大で頭抱えてるところが違うのが面白かった。国立大は要するに独法化に伴って事務機構の大規模なBPRっぽい話が必要で、とはいえ半役所としては制度上の制約もあっていろいろ難しい、という事務的・組織的問題の話が多い。私立大は、特にまあ同志社・立命館っていうあたりの選択も大きいんだろうけど、とにかく集客をしないといけないので、商品としての教育改善みたいな方向性への注力の話に目がいってる感じ。まがりなりにも私法人だから、組織改革は割と強引にやるのが前提、って感じだろうか。しかしそう考えると慶應はなんだか私大より国立みたいな感じがしてしまうのは中の人だからだろうか。。。

あと国立大のみなさんは組織がたいがい大型計算機センターの流れを汲むところが多くて、スパコンどうしよう。対投資効果っつったてスパコンだけでいくらすると思ってんだ。電気食い過ぎるよ。CO2削減委員長も兼ねてるんだけどCO2出し過ぎなんですけどどうしろってんだ、みたいな話が多くて全米が泣いた。

スピーカーで一番面白かったのは京都大の松山センセーだなあ。視点を徹底的に人的リソースの活用というのに置かれていて、職員・教員・学生の協業をスムーズにする、といった地道な視点から、社会的な多様性確保のためのオープンなコミュニティーとしての大学文化の創造、みたいな話までまとめていて、なかなか聞き応えがあった。

ああ授業準備しなきゃ...